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ユニットコムの15.6型「STYLE-15FH128-i7-UHZX」をチェック

高コスパなBTOノートPCでホワイトモデルだと? いい色じゃないか

2024年11月22日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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アッパーミドルCPUに大容量メモリーで長期使用も安心

CPU-Z(左)とGPU-Z(右)の実行結果

 STYLE-15FH128-i7-UHZXに搭載されるCore i7-13620Hは、インテル第13世代Coreプロセッサーのモバイル向けアッパーミドルレンジに位置するCPUだ。性能重視のPコアを6基、効率重視のEコアを4基搭載する合計10コア/16スレッドのハイブリッド・アーキテクチャCPUで、最大ブースト時の動作クロックは4.9GHzに達する。

 CPU内蔵GPUは「インテル UHD グラフィックス for 13th Gen Intel Processors」(以下、インテル UHD グラフィックス)を搭載。STYLE-15FH128-i7-UHZXは内蔵GPUで動作している。インテル UHD グラフィックスは、動画支援機能に優れるものの、3Dグラフィックス性能は必要最小限、外部GPUを持たないSTYLE-15FH128-i7-UHZXでゲーミング用途は厳しいという点は押さえておく必要があるだろう。

 システムメモリーは標準で32GB(DDR4-3200 16GB×2)を搭載。動画編集などのクリエイティブ用途でも十分通用する容量が標準搭載されているのはうれしい点だ。また、クリエイティブ用途以外でも大容量メモリーは長期使用という観点でメリットが大きい。

 一般的な用途でもメモリー使用量がどんどん増えていっている昨今だが、32GBのシステムメモリーを積んでいれば、メモリー不足が原因のパフォーマンス低下は当分生じないと考えてもいいだろう。このことから、一般的な用途であればSTYLE-15FH128-i7-UHZXはかなり長期間快適に使用し続けられるはずだ。

使用状況に合わせて変えられる4つの動作モード

 STYLE-15FH128-i7-UHZXは付属の設定アプリ「Control Center」から動作モードを変更可能だ。用意されている動作モードは4つで、CPUの電力設定(MTP:Maximum Turbo Power、PBP:Processor Base Power)を調節することで動作モードの切り替えが行なわれている。性能を取るか、静音性を取るか、使用状況に合わせて選べるというわけだ。

 用意されている動作モードは次の4つ。

・パフォーマンス:MTP 115W、PBP 90W
・エンターテイメント:MTP 115W、PBP 45W
・省電力:MTP 30W、PBP 15W
・静音:MTP 30W、PBP 15W

Control Centerで動作モードを切り替え

タスクトレイのアイコンから直接切り替えることも可能

 性能と発熱のバランスに優れるのがエンターテイメントモードで、デフォルト設定として選択されているモードだ。パフォーマンスモードではフルパワーを発揮するがファン騒音もそれなりに大きくなりやすく、静音モードではファンが回ってもある一定以上の回転数よりは上がらないといった印象だ。静かな環境では静音モードでの使用を推奨したい。

 また省電力モードと静音モードは電力設定が同じだが、本来省電力モードは外部GPUを搭載するモデルにおいて強制的に内蔵GPU動作へ切り替えるモードなので、外部GPUを持たないSTYLE-15FH128-i7-UHZXの場合は、両モードで違いは出ないかもしれない。

 なお今回の検証では、STYLE-15FH128-i7-UHZXの最大性能を見るため、とくに断りを入れていない限りパフォーマンスモードを用いて各種検証を行なっている。

 そのほか、Control Centerではバッテリー充電オプションの変更も行なえる。バッテリーを満充電せずに劣化を抑える充電方式を選ぶこともできるので、常時ACアダプター接続で運用する場合はうれしい機能だ。

Control Centerのバッテリー充電オプション

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