あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2024 第12回
3つのおしゃオーラでメロメロ レノボの「Yoga Aura Edition」
2024年11月15日 19時00分更新
製品のメリットとデメリット
特徴1:Aura Editionだけの独自機能
昨今のノートPCはアプリ面では似たり寄ったりの機能となりがちですが、Yoga Slim 7i Aura Editionは、Aura Editionだけの独自機能が備えられています。
独自機能には、5つのモードを簡単操作できる「Smart Modes」、シームレスなデータ共有を実現する「Smart Share」、迅速にオンラインサポートへつなげられる「Smart Care」を搭載しています。
Smart Modesは、のぞき見防止やエコモードのオン/オフ、集中作業時のタイマー設定など、これまで煩雑になっていた各種機能を1つにまとめ、ユーザーにとって使いやすくしたものになっています。
たとえばSmart Modesの機能の1つ「シールドモード」は、ZOOMやmeetsでビデオ会議をするシーンで他人がPC画面をのぞきこむと画面をぼかしてくれるセキュリティー機能となっています。
そのほかにも、使用中の姿勢やPCとの距離感などを検知してアテンションを出してくれる「ウェルネスモード」、作業に集中したいときに通知を減らす「アテンションモード」などをワンタップで操作することができます。
Smart ShareはPCとスマホを事前にBluetooth接続しておけば、スマホの画像やデータなどをPCに接触させるだけで共有できる機能。iPhoneのAirDropに似た機能で、スマホを軽く接触させるだけでPCに画像やデータを共有できるので、有線でわざわざスマホをつなぐ手間なく、直感的に使えました。
Smart機能はキーボードのショートカットキーに割り振られ、すぐに起動できるのも便利。「どこにどの機能があるのか」「どうやってその機能を起動すればいいのか」というユーザーの悩みを、ショートカットキーに配置することで解決したというのが大きなポイントです。
特徴2:作業効率はもちろん、エンタメ度も重視した15.3型の大画面
15.3型と画面が大きいので作業効率が上がるのはもちろんのこと、2.8KIPS液晶(2880×1800)を搭載しているため、美しいグラフィックで映画などの動画視聴もできます。
キーボードもテンキーがない配置となっているので、広くゆとりをもって打つことができる印象。タッチパネルも搭載しているので、Copilot+ PC専用機能のコクリエイターや、今後登場予定のリコール機能を存分に使えます。個人的には図などを直感的に描いて操作できるタッチパネル機能が利用できるのが嬉しいポイントです。
カメラはFHD(1080p)画質。オーディオはドルビーアトモス対応の4つのステレオスピーカー(2W×2ツイーター、2W×2ウーファー)を搭載しています。映画視聴だけでなく在宅でウェブ会議をこなすビジネスマンにとってもメリットがあります。
デスクトップ環境まではいらないけど、せっかくノートPCを買うなら大画面がいいという層にはYoga Slim 7i Aura Editionは、満足度の高い仕上がりになっているはずです。
特徴3:20時間越えのバッテリー駆動時間も嬉しい
ノートPCをつかう上で避けて通れないのがバッテリー持ち。自宅での据え置き機として使う想定なら問題ありませんが、持ち運びをするなら気になるポイントですし、屋内でも電源ケーブルをつなぐ方法を意識せず、自由な場所で使えるのはメリットになるでしょう。
同社の検証では動画再生時に約13.7時間、アイドル時で約22.3時間の長時間バッテリー駆動を実現しています。
最新のインテルCore Ultraシリーズ2はAI演算に特化したNPUを内蔵しているため、AI処理の負担を抑え、その分省電力で稼働できるというメリットがあります。CPUとGPUとNPU、3つの役割があって、それぞれが最適なパフォーマンスをしてくれるから省電力を実現できるというわけです。
アスキーの別記事では本機種のバッテリーベンチマークをとっていますが「適応パワー・モード」(ハイパフォーマンスの状態)で、ディスプレー輝度100%では6時間24分、「バッテリー節約」(ローパフォーマンスの状態)モードで輝度40%という環境下では1日を超えて26時間駆動しています。
これだけの駆動時間を実現しているので、たとえばサラリーマン的な利用を想定すると、フル充電の状態で朝出社して、夜帰宅してから充電する使い方をしてもバッテリーは持つ計算ですね。
購入時に注意したいこと
重量は約1.53kg、画面サイズを考えれば軽量だが……
15.3型の機種として約1.53kgという重量は、クラスとしては軽量です。1.0〜1.2kg程度が主流の14.0型や13.3型のモデルに比べると重量は少し上回ります。薄型なのでバックなどには入れやすいのですが、どうしても肩に重みを感じてしまいます。
常時持ち運んで使うというよりは、自室の机などを中心に使い、必要に応じて片付けたり、外出先に持っていって作業を続けるのに適した製品といえます。
一方で、長時間のバッテリー駆動という長所があるので、一泊二日程度の出張やセミナーなどに参加して1日外で使い続ける用途などでは、ACアダプターを持ち運ぶ必要がないかもしれません。全体の荷物を軽くできるというメリットはあります。

この連載の記事
-
第56回
AV
AirPods Pro 2で満足できない人へ、Beatsの最新機種は安定感バツグンのイヤホンだ -
第55回
スマホ
空冷ファン内蔵のバケモノスマホ、7050mAhバッテリー搭載、このスマホ絶対欲しい! -
第54回
PC
【最近ではレア】バッテリー交換できるので長く使えるモバイルPC、減点ポイントが見あたらない -
第53回
スマホ
ガジェオタ騒然の「すごいカメラ」スマホが凄すぎてスゴイ! -
第52回
PC
俺は「Airよりいいな」って思った、Z世代の「FMV C」が気になる -
第51回
iPhone
「買い物上手」ほど1世代前のiPhone 15を選ぶ! 安くて性能が大きく変わらないから -
第50回
PC
今一番かわいいゲーミングモニター Pixio「PX248 Wave」ミントやピンクも -
第49回
スマホ
だいたい2万円なのに十分満足! 定番スマホ「AQUOS wish4」がイイ! -
第48回
AV
聴いてみたらガチだった、「高価格でも買いたい」驚きの球形スピーカー -
第47回
Apple
iPadデビューならいちばん安いので十分 、定番にしてこれ1台でOKな最新モデル -
第46回
トピックス
Amazonで3万円台のハイコスパ湾曲大画面、即ポチりたい憧れのヤツ - この連載の一覧へ