“誰もが直観的に使えるUI”が決め手に

東洋経済がBacklogで広告制作をチーム化 「心強い相棒」として全社活用

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 ヌーラボは、「週刊東洋経済」、「会社四季報」などの経済・ビジネスメディアを出版する東洋経済新報社における、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」の活用事例を公開した。社内外のプロジェクト管理に活用しており、情報の一元化と見える化に貢献しているという。

 東洋経済新報社では、2017年から全社的にBacklogを導入。元々、いち部署にて取引先とBacklogでやり取りしていた経験があり、そこで使いやすさを実感したことが全社展開のきっかけとなった。同社は社員の年齢層が幅広いが、Backlogが誰もが直観的に使えるUIだったからこそ、スムーズに全社浸透が進んだという。

 現在では主に、社内外での制作や開発案件の進行管理においてBacklogを活用しており、ユーザーの約半数を社外メンバーが占める。同社では、Backlog導入による成果を3つ挙げている。

東洋経済新報社 ビジネスプロモーション局 ブランドスタジオ・メディア制作部 齋藤萌氏

 ひとつは、「情報の集約・共有によるチーム連携の強化」だ。特に、オンラインメディア「東洋経済オンライン」の記事広告が増加しており、紙媒体にはない細かなタスク管理が増えていたという。Backlogの導入によって、ディレクターが一人で行なっていた進捗管理を、チーム全員で確認できるようになり、ディレクターの負担が軽減され、チーム連携も強化された。

 2つ目は、「やりとりの可視化によるノウハウの共有」だ。Backlogに情報を集約することで、個々で抱えていたベストプラクティスが可視化され、案件の引き継ぎもスムーズに行えるように。マニュアルやナレッジもWiki機能でまとめられる。Backlogに起票することで、多くのプロジェクトを抱える中でもタスクの漏れを防げ、Backlogは同社にとって安心感をもたらす「相棒のようなツール」と評価しているという。

 最後は、「社内教育やオンボーディングの負荷軽減」だ。新入社員や新しいメンバーへのオンボーディングにも、Backlogを活用している。Backlogをみるだけで、一連の編集業務を背景や経緯、手順などを含めて把握でき、伝える側と受け取る側、双方の負担が軽減されている。

 ビジネスプロモーション局 ブランドスタジオ・メディア制作部の齋藤氏は、「UIがシンプルで分かりやすいBacklogは、より人間味のあるやり取りができることも魅力のひとつです。たとえば、Backlogのスター機能。こういった機能を積極的に活用することで、チーム内のコミュニケーションをさらに活性化できるのでは」とコメントする。

 加えて、「過去のクリエイティブやデータも含めた全データをBacklogに集約することで、データベース化もしたいです。引き続きすべてのプロジェクトでBacklogを活用していきたい」と今後の展望を語っている。

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