ファーウェイ・ジャパンがスマートウォッチの最新モデル「HUAWEI WATCH GT 5」シリーズを国内で発売しました。HUAWEI WATCH GTシリーズは多彩な機能とロングバッテリーで人気の売れ筋製品です。
前世代は、日本ではスタンダードモデルの「HUAWEI WATCH GT 4」のみが発売されましたが、その後継モデルの「HUAWEI WATCH GT 5」に加えて、上位モデルの「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」も投入されています。
また、昨年登場したプレミアムフラッグシップに位置付けられる「HUAWEI WATCH Ultimate」には新色グリーンが登場します。
一推しのゴルフナビは、モデルによって機能が異なる
これら3モデルの最大の特徴となっているのがゴルフナビ機能。ゴルフ場マップのデータを取り込んで、プレイ中にコースを攻略するための多彩な機能を利用できるというものです。昨今はゴルフ専用ウォッチが人気のようですが、その機能をスマートウォッチに盛り込んだわけです。ただし、利用できるゴルフ機能は、機種によって異なります。
スタンダードモデルのHUAWEI WATCH GT 5は、今年4月にアップデートされたHUAWEI WATCH GT 4とほぼ同じ機能を搭載。日本国内の2200以上のゴルフ場マップに対応。コース全体図(2D)を表示でき、グリーンビュー、距離測定、風速・風向き、基礎的な健康データを利用できます。GPSの精度が向上していることが、前モデルと比べた場合の優位性です。
上位モデルのHUAWEI WATCH GT 5 Proは、日本国内では2300以上のゴルフ場マップを利用可能。さらに、世界ではイギリス、フランス。シンガポール、タイなど10ヵ国以上に対応し、約1万5000のゴルフ場で利用できるとのこと。コース全体図は3Dで表示されます。GT 5ではグリーンのセンターまでの距離しか表示されませんが、GT 5 Proではフロント、センター、バックエッジそれぞれまでの距離を表示。さらに、ハザードまでの距離測定、グリーンの傾斜、グリーンの方向と距離を表示する機能が追加されています。
最上位のHUAWEI WATCH Ultimateでは、GT 5 Proの機能に加えて、コース全体図にグリーンの傾斜の表示。さらに、傾斜の補正や一打前のショット飛距離、おすすめのクラブと目標落下地点が提案される機能が追加されています。ちなみに、これらの機能は、新色モデルだけでなく、Ultimateの従来モデルもアップデートで利用できるようになる予定です。
中国のゴルフ場で実際の使い勝手を見た!
筆者は8月下旬に、ファーウェイのスマートウォッチに搭載される「HUAWEI TruSense」というシステムの発表会の取材で中国を訪れましたが、その際、実際のゴルフコースで新機能の説明を受けました。
ゴルフ場は起伏が多く、グリーンやバンカー、池などが見えにくいことがあります。ウォッチ画面でマップや方角表示を見られることで、初めてのゴルフ場でも計画的にプレイを進められるわけです。
サーモグラフィーのように表示されるグリーンの傾斜も、グリーン攻略に大いに役立つとのこと。ゴルフ練習場で役立つ機能もあり、ゴルフ未経験の筆者も、やってみようかなぁという気分になりました。