このページの本文へ

Radeonのよさは、敏感な人は気づき始めている

高コスパなLEVELθになぜ1世代前のAMD Radeon RX 6600モデルが? ユニットコム&AMD担当者に聞いてみた

2024年11月08日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

提供: ユニットコム

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ユーザーの動向や意見を取り入れてLEVELθを展開
見れば見るほどよくできている

ユーザーがほしいと思える性能やデザインを追求したと話す溝口氏

──RX 6600を含め、LEVELθのパーツを構成するうえで重要視しているポイントがあれば教えてください。

溝口氏:やはり、お客様がほしいと思えるパーツを取り揃えた構成というのが一番だと思っています。カッコいい、性能がしっかりしている、求めやすい価格というのには、こだわって選定しています。また、LEVELθが登場する前からずっとLEVEL∞も展開していて、その実績も踏まえつつ、全国にあるパソコン工房の店舗でもお客様の声を集めながら選定しています。

──ケース1つでもこだわっているというのがわかります。白いケースは、LEVEL∞ではとはならなかったですか?

溝口氏:LEVEL∞は、高性能なパーツを搭載できてかつ何世代も先を見越したPCケース開発をしています。やはり量産していかないといけないので、現行のケースをすぐに刷新したり、色々なケースをすぐに出したりするのは難しいです。しかし、PCケースのトレンドとして白モデルが多くなってきたということを無視するわけにもいかないですから、社内で話が挙がったときにどうするか話した結果、間口を広げるというコンセプトで展開するLEVELθで出そうということになりました。

ケーブルの取り回しなど、性能に関係ない部分にもしっかりとこだわってあるということがスゴイと話す佐藤氏

──佐藤さんはLEVELθのPCケースについてどのような印象を持っていますか?

佐藤氏繰り返しになりますが、改めてこの価格でよく出したなと驚いています。我々のようにパソコンを見慣れていると、ケーブルの取り回しとかも気になってきますが、その辺も手は抜いていない。見れば見るほど、よく作っているなと感心してしまいますね。

──お話を聞いていると、LEVELθとRX 6600の製品コンセプトは合っている気がしますね。

佐藤氏:ここ数年にわたって、ゲームメーカーもさんがPCゲームに力を入れられていて、タイトルも増えてきています。ゲーム機で遊んでいた方々がゲーミングパソコンを手に入れたいと考える人も増えたと思います。そういった方にとっても、すごく的を得たコンセプトだなと感じています。そういう意味では、RX 6600も同じようなコンセプトを持っているなと考えています。

──RX 6600搭載モデルで、人気なのはどのモデルですか?

溝口氏:Ryzen 5 4500搭載モデルは、初めてゲーミングパソコンの購入をご検討される方に人気ですね。

──ハイエンドモデルはLEVEL∞になると思いますが、今後LEVELθのラインアップを拡充する予定はありますか?

溝口氏:もちろんラインアップの拡充は検討していますが、めちゃくちゃメニューがあるとお客様も戸惑われると思いますので、選びやすいという意味で、メニューは絞って考えています。

敏感な人はRadeonの魅力に気付き始めている
世代を気にしない人が増えた

インフルエンサーの動画などで情報を仕入れている敏感な人はRadeonの魅力に気付き始めているという

──Radeonを選ぶゲーマーの特徴はありますか?

佐藤氏:色々情報に敏感な方はRadeonを選び始めてるなと感じています。結構いいところ多いなということを気付いてくれている方ですね。とくに結構若い方に人気があって、イメージに囚われず柔軟性のある選択肢を持っている方が多い印象です。そういったところでいうと、LEVELθのターゲット層にも合っているのかなと思います。

──Radeon RX 6600搭載モデルが、若い方に人気という印象はありますか?

溝口氏:最近の若い方は、最新の世代でないとダメという人が少なく、少し前の世代ということに抵抗がない方が多い気がします。今までは、あえて世代が前のモデルをラインアップに加えるということはなかったのですが、コスパが高くていいものはいいという感覚で検討してもらえるようになったなと感じています。

──佐藤さんはいかがですか?

佐藤氏:正直そう思います。今の傾向として、高性能であればいいというわけではなく、自分がやりたいことが動くかどうかというのが、選択の主軸になってきている気がします。加えて、それに見合う金額かというのが重要になってきているなと感じます。

──今後のLEVELθに期待したいことはありますか?

佐藤氏:やはり、本日溝口さんがお話になったコンセプト、軸はブレてほしくないので、AMDも協力していきたいと思っています。

初めてのBTOパソコンの最適解のようなブランドを目指したいと話す溝口氏

──今後のLEVELθの展望を教えてください。

溝口氏:当初のコンセプトとなるコスパと選びやすさを守りながら、ニーズには変化があると思っていますので、それに対応できるモデルを出していきたいです。そのためには、各所メーカー様にご協力いただきつつ、展開していきたいです。そして、より間口を広げて、初めてのBTOパソコンの最適解のようなブランドにしたいです。

──ありがとうございました。

 以上のように、LEVELθはリーズナブルながら性能もしっかりしたモデルを展開すること、わかりやすい選択肢をゲーマーに提供することにこだわったブランドだということがわかった。そして、そのコンセプトやニーズに合ったRX 6600が採用されたということにも納得がいった。

カテゴリートップへ