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Radeonのよさは、敏感な人は気づき始めている

高コスパなLEVELθになぜ1世代前のAMD Radeon RX 6600モデルが? ユニットコム&AMD担当者に聞いてみた

2024年11月08日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

提供: ユニットコム

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安いだけのモデルは高コスパとは呼べない
RX 6600が再評価されているのはうれしい

RX 6600が再評価されているのがうれしいと話す佐藤氏

──今回、Radeon RX 6600を搭載するモデルに焦点を当てたいのですが、このモデルの構成を決めたときは、やはりユニットコム、AMD両社で色々と話し合われたのでしょうか?

佐藤氏:そうですね。もちろんRX 6600を採用していただくにあたって、さまざまなやり取りはさせていただきました。その中で、やはり重要視していたのは、コスパの高さです。ただ単に安いモデルとなってしまうと、それは高コスパとはいえません。たとえ10万円のパソコンだとしても、性能が見合っていなければただ安いモデルとなってしまいます。そこで、安いだけでなく性能もしっかりと備わった高コスパなモデルを追求していった結果、話に挙がったのがRX 6600だったというわけです。

Radeon RX 6600。最新モデルと比べると1世代前のモデルとなる

──RX 6600は、自作PC界隈でも評判は高めだと感じます。1つ前の世代のRX 6600の評価が高いということを、どう捉えられていますか?

佐藤氏:もちろん、最新世代のモデルをオススメしたいという気持ちもありますが、再評価いただいたということがうれしいです。AMDでは、ただ単に高性能なものを出せばいいというわけではないく、より高い性能をいかに手の届く範囲でお届けできるかということを常に考えています。そういう意味でも、RX 6600の地力のよさが浸透してきたのかなとも感じています。

フレームレートを向上するテクノロジーにも注目!
カジュアルに楽しむ人にもぜひ使ってほしい

フレームレートを向上するテクノロジーについて説明する佐藤氏

──RX 6600もそうですが、テクノロジーの評判もいいみたいですね。

佐藤氏:ありがたいことにそうですね。「FidelityFX Super Resolution (FSR) 」テクノロジーや、「AMD Fluid Motion Frames 2」といった、アップスケーリングやフレーム生成の技術によって、RX 6600でもミドルクラスのパフォーマンスを出せるようになってきています。そのため、高コスパなマシンを追求しているLEVELθにとって、性能を妥協せずに価格を抑えられるRX 6600がピッタリきたというのもあります。

──ユニットコム側でRX 6600を採用した理由はありますか?

溝口氏:RX 6600搭載モデルが登場する前までは、エントリークラスとミドルクラスの間に格差が出てしまっていました。そこで、その間を埋める丁度いいモデルがないかということで、AMDさんに相談させていただいたのが、採用のキッカケとなります。

──RX 7600ではなくRX 6600だったんですね。

溝口氏:シンプルにコスパが優秀ということが大きいですし、価格的にもマッチしました。どちらかというとエントリークラス寄りなんですけど、テクノロジーを駆使して上位に匹敵する性能を実現できるというのも理由の1つです。また、ドライバーもしっかり更新されるというのも重要でした。

FSRやFluid Motion Frames 2は、AMDのソフトウェア「AMD Software:Adrenalin Edition」から設定が可能。ゲームタイトルごとに設定できるのも便利

ソフトウェアでは、録画やストリーミングも可能

──テクノロジーについて改めて教えてください。

佐藤氏:ゲームは、当然フレームレートが高い方が快適に遊べます。そのフレームレートを上げるための技術がFSRです。現在では最新版はFSR 3.1となっており、80タイトルくらいに対応しています。ゲーム側の対応が必要で、全世界から登場している作品を考えるとまだまだですが、対応している場合は積極的にオンにしてほしいです。また、対応していないタイトルをどうするかということでオススメしたいのがAFMF2です。フレームを生成してフレームレートを向上するという技術です。こちらも必要に応じてオンにしてもらいたいです。

──必要に応じてというのは?

佐藤氏:すべてのゲームで効果が出るとは限らないからです。その場合はオンにする必要はないですし、2になってからかなり低減はしましたが、レイテンシーがまったくなくなったというわけではないので、レイテンシーのほうを極力排除したいという人は、オフにしていただければと思います。

──こういったテクノロジーがゲーマーの方に使われている実感はありますか?

佐藤氏今では数多くのインフルエンサーの方々にも試していただいておりまして、カジュアルにレイテンシーを気にしていないのであれば、かなり使えると評価もいただいています。気になる方は、YouTubeで調べていただければ出てくると思いますので、ぜひこちらもチェックしていただきたいです。コアなゲーマーな方はもちろん、カジュアルにゲームを楽しむ方にもソフトをいじってみてほしいです。結構簡単なのでぜひ。

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