TGSのスペシャルトークショーもダイジェスト紹介

ピーチミルキーさんの撮り下ろしショットも!『ロリポップチェーンソーRePOP』スペシャルインタビュー

2024年10月25日 11時00分更新

文● ミヤザキ 編集●ASCII編集部 写真●高橋智
提供: ドラガミゲームス

 ドラガミゲームスから2024年9月12日にPC(Steam)版が、9月26日にPlayStation 5/Nintendo Switch/Xbox Series X|S版が発売された『LOLLIPOP CHAINSAW RePOP』(ロリポップチェーンソーRePOP)。

 本作の公式アンバサダーを務めたのは、アイルランド出身のYouTuberで、モデルやコスプレイヤーとしても活躍するピーチミルキーさん。ここでは、主人公のジュリエットのコスプレをした彼女のショットとともに、インタビューをお届けしよう。

 その前に、2024年9月26日から29日にかけて開催された東京ゲームショウ2024にて、本作のスペシャルトークショーが行われた。ピーチミルキーさんも登壇したその模様をダイジェストでお届けしよう。

ピーチミルキーさんがアンバサダーになった驚きの経緯も語られた
LOLLIPOP CHAINSAW RePOP スペシャルトークショー

左からローリング内沢さん、安田善巳氏、日笠陽子さん、ピーチミルキーさん

 トークショーは、ゲームライターとしても活躍したローリング内沢さんをMCに、本作のプロデューサーである安田善巳氏、PlayStation 3のオリジナル版でジュリエット役を務めた声優の日笠陽子さん、そして公式アンバサダーのピーチミルキーさんが登壇。

 まずはゲームの簡単な説明の後、発売を記念して製作されたトレーラが流された。ちなみに、こちらは本イベント限定のもので、キャラクター紹介も交えつつ、ストーリーを紹介するものだった。

▼LOLLIPOP CHAINSAW RePOP スペシャルトークショー【TGS2024】アーカイブ配信

※★がつく画面写真はアーカイブ映像をスクリーンショットしたものです。

 映像終了後、ローリングさんが安田氏に今の手応えについて尋ねると、「感無量」だと回答。ファンからの応援や、オリジナル版製作時にグローバルパートナーシップを結んでいたワーナー・ブラザースの協力のおかげと感謝の言葉も述べた。

 次に日笠さんがトレーラーの感想を聞かれると、「観た時に感じるワクワク感が凄い」とコメント。また、「ひと昔前の“スポ魂”のような熱さがある」と本作の独特のノリを評した。

 ここで公式アンバサダーとは実際にどういうことをしたのか、ローリングさんがピーチミルキーさんに質問。ピーチミルキーさんは、ジュリエットのコスプレをしたり、SNSでプロモーションをしたり、ゲームプレイ動画をドラガミゲームスの公式YouTubeチャンネルで配信したりしたと回答。また、「ゲームは非常にエキサイティングだった」とプレイした感想も述べた。

 そんなピーチミルキーさんを見ていた日笠さんは、まるでゲームから出てきたようなコスプレ姿を見て、「本物ですよ!」と感嘆の声をあげた。安田氏からは、「ピーチミルキーさんが初めてコスプレをしたのが『ロリポップチェーンソー』のジュリエットだった」と驚きの真実も明かされた。

 ピーチミルキーさんは「オリジナル版の『ロリポップチェーンソー』が出たときにジュリエットに恋をして、初めてコスプレをしました」と登壇者や観客に説明した。

 トレーラーを受けての話が終わると、次は実機プレイで本作の進化ポイントを紹介。本作では、ジュリエットの速度や攻撃力がオリジナル版よりもアップしている。また、オリジナル版ではジュリエットが育つまで使用できなかったコンボを初めから使えるなど、プレイアビリティを高めているとのこと。

 ほかにも、新たな遊びとして、チェーンソーブラスター(銃撃攻撃)で敵を倒すことでもスターソウルが溜まるようにしたという。本作ではブラスターの最大弾薬数が99個になったうえ、オート連射もできるので、これを利用すればほぼ無敵で遊べると安田氏。

 狭い路地でもブラスター攻撃を使えば早くゾンビを片付けられるので、タイムアタックでもかなり有利になると攻略のワンポイントアドバイスも語った。

 ローリングさんから本作をプレイした感想を聞かれたピーチミルキーさんは、「本当にフィニッシュが気持ち良くて満足しています」と笑顔で答えた。

 本作の進化ポイントとして、グラフィックの向上やフレームレートが60に対応したことに触れつつ、話題はやり込み要素についてへ。本作では攻撃を連続して当てることでチェーンソー攻撃のスピードがアップしていくと安田氏。これを繰り返していくといろいろなリワードが入ってくるようになっているという。

 安田氏は150くらい連撃でHit数を出したけれども、理論的には200を超えられるとのこと。やればやるほど美味しい思いができるので、ぜひHit数稼ぎに挑戦してほしいと述べた。

 ラストはトークコーナーとして、お題に沿って登壇者が回答していくことに。第1のテーマは、『ロリポップチェーンソー』が『RePOP』として復活してみて。

 ゲームを遊ぶファン目線としてピーチミルキーさんは「ずっとリメイクされるのを待っていたので、安田さんがSNSで『RePOP』の発表をしたときに興奮してリプライしてしまった」とうれしそうに返答。

 ピーチミルキーさんは今回の公式アンバサダーの話を受けたときの感想を聞かれると、「非常に興奮した」と笑顔で答えた。アンバサダーについての依頼はメールで来たという。ただ、それが日本語で書かれていたため、内容の全部はわからなかったけれども、そこに『ロリポップチェーンソー』と名前が書かれているのを見て、「嘘でしょ! 」と驚いたと述べた。

 ちなみに、ピーチミルキーさんの安田氏へのSNSのリプライには、本作を楽しみにしていることと、初めてコスプレをしたのがジュリエットだったと当時の写真を添えていたという。その熱意を受け、安田氏はピーチミルキーさんに今回公式アンバサダーをお願いしたとのこと。

 次は日笠さんの質問へ。オリジナルの海外版には日本語音声が収録されていなかったという。海外ファンからは日本語ボイスも収録してほしいとの要望が多かったため、『RePOP』では海外版にも日本語音声を収録したとのこと。それについての感想を聞かれると、「うれしい」という気持ちはありつつ、オリジナル版の収録は、英語音声を聞きながら吹替えのように収録を行なったため、不思議な感覚もあるとコメント。

 ただ、海外のユーザーが日本のゲーム、日本の声優に興味を持っていることを実感できてありがたかったとよろこんでいた。

 当時の思い出を聞かれると、セリフが膨大にあったと日笠さん。また、動きが大きなところがあるので、その部分は意識しながら、アクションをつけながら演じたという。加えて、PS3版は日笠さん、Xbox版は喜多村英梨さんと、声優が2人いたのも珍しくて面白かったと回想。『ロリポップチェーンソー』は人気が根強く、喜多村さんとは「うれしいね」と本作の話をよくするとのこと。

 ローリングさんからオリジナル版をどの言語でプレイしたか聞かれたピーチミルキーさんは、「オリジナル版は英語で遊んだけれども、セリフを覚えるほどプレイしたので、日本語でプレイしても大丈夫」と答えた。また、今回日本語版のキャストである日笠さんと会えてすごくうれしかったと感想を述べた。

 開発者側の視点での『RePOP』での復活について安田氏は聞かれると、オリジナル版製作時にはUnreal Engine 3を使っていたが、今回はUnreal Engine 5を使用しているという。同じゲームエンジンではあるものの、世代が2つ違うため、ゲームの半分以上を新たに作り直したと説明。特に物理演算はそのまま持ってくることができず、オリジナル版と『RePOP』で胸の動きなどが違ってしまったとのこと。

 ファンからその部分をつっこまれ、オリジナル版に近づけるように真っ先に作り直したと安田氏は制作のウラ話を語った。

 次のテーマは、『ロリポップチェーンソーRePOP』の今後の展開や期待すること。

 ローリングさんがまずは日笠さんにそのことを尋ねると、「今後の展開に期待しちゃっていいんですか?」と日笠さんは安田氏に逆質問。アニメ化や実写化に期待してしまうと日笠さんは安田氏に希望を述べた。また、現在、ジュリエットのキャストの候補が3人(日笠さん、喜多村さん、田村ゆかりさん)いるので「オーディションしてください!」と笑いを交えつつ訴えた。

 ピーチミルキーさんに同じ質問をすると、「私はコスプレイヤーなので、衣装に注目している」と笑顔で回答。またストーリーとしては、ニックとジュリエットの関係がどう発展していくのか期待するとも答えた。

 2人の回答を受けて安田氏は、「『RePOP』で現在のユーザーさんが遊べるようになって、それで終わりでは寂しいですよね」とコメント。まだ何も言えないけれども、「将来的にアニメ化や続編など具体的に言えたらいいな」と希望を語った。

 今後の展開も期待させつつ、スペシャルトークショーは終了。なお、『ロリポップチェーンソーRePOP』には30着のコスチュームが収録されているが、今後も増やしていく予定と安田氏。

 また、最近のアップデートでは「画質優先」や「パフォーマンス優先」など、グラフィック設定が追加されるといったように、まだまだ遊びやすくゲームは進化を続けている。この機会に、ぜひ本作に触れてみてはいかがだろうか。

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