打鍵感からパームレストまで、使い心地の良い1台
実際に10日ほど使ってみると、特にありがたいのは心地よい打鍵感だ。ヌルヌルとスムーズな入力感でタイピングを楽しくしてくれる。また、ダイヤル横の2つのボタンを、自由に使えるカスタムボタンとして使用するのがとても便利だった。
ゲームモードも便利ではあるが、筆者のように設定をカスタムしてプロファイルに保存、ゲームと仕事で使い分ける(Fn+F2でプロファイル切り替え可能)タイプのユーザーにとっては、必要ない。
そのため、ゲーム容プロファイルにはクリップ録画&Discordのミュートを割り当て、仕事用プロファイルには仕事で多用するソフトの立ち上げと、スクリーンショットの2つを割り当てた。外部ソフトのショートカットカスタムと組み合わせて、より高度に外部ソフトの機能を割り当てることだって、マクロを駆使すれば可能だ。
また、着脱できるパームレストも筆者にとってはありがたいものだった。筆者はあまりパームレストを使ってこなかったが、ゲーム中に「なんとなく手首を置いておける場所がある」のは馬鹿にならないポイントである。
とくにFPSなどでは、しっかり狙う際に気を張っているときもあるが、敵が絶対に来ないときや、倒れたあとに観戦カメラを動かすときなど気を抜く場面もある。そんなリラックスしているときにも手首を楽にしてくれるので重宝する。あとシンプルにふにふにしていて気持ちがよい。
ここまで述べてきた通り、K70 PRO TKLはラピッドトリガーやFlashTap、8000Hzのポーリングレートなどの機能を備えたハイレベルなゲーミングキーボードだ。そのうえ、iCUEを駆使することで自分好みの色や機能をカスタムできるのはCORSAIR製品ならではの強みだろう。冒頭で述べたとおり、ホワイトという色展開も一部ユーザーには大きく刺さる要素の1つではないだろうか。
そして、3万円を切る価格帯にも注目したい。ラピッドトリガーを含むこれだけの機能を盛り込みながらも価格は2万7980円となり、K70 PRO TKLは市場のラピッドトリガー対応キーボードよりも若干お安めだ。信頼できるメーカーのラピッドトリガー対応キーボードを探しているのであれば、強力な選択肢の1つとなるだろう。
(提供:CORSAIR)
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