組みやすく静かに冷却するハイエンド空冷CPUクーラー
16スレッドで動作するRyzen 7 7800X3Dの冷却には、「オールインワン水冷ユニットと比べて、取り付け工程が簡単な空冷タイプにしました」という寺崎さん。スムーズに取り付けできる定番のサイズ製CPUクーラーから、大型ヒートシンクとデュアルファンでRyzen 7 7800X3Dをしっかりと冷却できる「MUGEN 6 Black Edition」を選んでいる。
今回のレシピは、PC内部を魅せるLEDギミックなどの要素は薄くなっているが、「MUGEN 6 Black Edition」は、その名の通りヒートシンクを含め黒色なので、同じく黒ベースの「TUF GAMING B650-E WIFI」との相性は抜群だ。
同じデザインでRGB LEDファンモデルも選べる
PCケースには、同店オリジナルBTO PCのarkhiveにも採用されているAntec「P20C」を選んだ。その組み立てやすさは、アークスタッフのお墨付きと言える。ここでは、サイドパネルが強化ガラスで前面に3基の吸気ファンを標準装備する「P20C」を選んでいるが、サイドパネルが通常(ソリッド)タイプで静音性アップを期待できる「P20CE」(店頭1万980円)や、標準装備の3基のファンが発光ファンになっている「P20C ARGB」(店頭価格1万2980円)を選べる。好みに合わせて変更しよう。
電源ユニットは定番人気となっているMSI「MAG AGL PCIE5」シリーズの容量750Wを選んでいる。必要なケーブルのみ接続すれば良いフルモジュラータイプで、ケーブルにはケース裏面でまとめやすいフラットケーブルを採用している。さらにGeForce RTX 40シリーズの多くで採用されている補助電源の12VHPWR(12V-2x6)に対応している。変換ケーブルを使わずに、直接ビデオカードに接続できる。組み立て時に悩むことなく、進められるだろう。