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篠原修司のアップルうわさ情報局 第2132回

3391PPI→1500PPI

アップル、低価格版「Vision Pro」解像度も低めに?

2024年10月04日 20時00分更新

文● 篠原修司

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 アップルは低価格版Vision Pro向けに、より低解像度のディスプレイの採用を検討しているという。台湾メディアDigiTimesが9月25日に報じた。

 同紙によると、アップルはより手頃な価格のMR(複合現実)デバイスを開発するために、製造コスト削減を目的に1500PPIのピクセル密度の有機ELディスプレイの搭載を計画しているという。

 実際、韓国メディアThe Elecによると、日本のジャパンディスプレイ(JDI)がアップルに約1500PPIの有機ELディスプレイのサンプルを提供したそうだ。

 また、JDIが提供したサンプルはガラスコア基板(GCS)有機EL技術を使用しており、現行のVision Proで採用されているOLED-on-Silicon(OLEDoS)ディスプレイとは異なる技術だという。

 これにより製造コストを大幅に削減しつつ、高品質な視覚体験を提供できる可能性があるとのことだ。

 なお、DigiTimesによるとこの低価格版Vision Proの開発はまだ初期段階にあり、量産開始まで2〜3年かかる可能性があるという。これは以前の予測である2025年後半の発売よりもかなり遅れることになる。

   

筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
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