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iPhone 16徹底特集 最新チップA18搭載でAI対応! Apple Watch/AirPodsも 第49回

【レビュー】今年は「iPhone 16」がお買い得、実機のベンチマークでそれを確かめた(西田宗千佳)

2024年09月18日 21時00分更新

文● 西田 宗千佳 編集●飯島 恵里子/ASCII

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iPhone 16シリーズはカメラ配置が変わり、空間ビデオ・空間フォトに対応

Apple Intelligence時代の基本機能は「16」に詰まっている

 Apple Intelligenceのない状態だと、今年のiPhoneも去年のiPhoneもそこまで大きな変化はない。特に今年のプロセッサーは、CPUやGPUの大幅な進化より発熱や消費電力の低下を重視しているように見える。

 そして処理能力向上はNeural Engineの側にあり、それもApple Intelligenceあってのものである。そう考えると、今年はiPhone 16がかなりお得だ。

 まだ便利だと思う人は少ないかもしれないが、「空間ビデオ」「空間フォト」の撮影も可能になった。思い出はその時、リッチに残しておかないと後悔する。カメラの画質が上がったという意味でも、機能が上がったという意味でもプラスと言える。

 機能的にはiPhone 16もiPhone 16 Plusもほぼ同じであり、サイズの好みで選んでいい。この辺は非常にわかりやすい。

 Apple Intelligenceの評価は定まっていないが、長くiPhoneを使うのであれば意識しないのはもったいない。そういう意味では、iPhone 16は「新しい時代のiPhone」ということになる。

 まだ見えていないものだけに「来年でいい」という考え方もあるだろう。ただ、先の要素を除いても「今のiPhoneとして十分に使いやすい」ということは重要だ。そういう意味で、iPhone 16は良いバランスの製品だと感じる。

 

筆者紹介――西田 宗千佳
 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿する他、書籍も多数執筆。テレビ番組の監修なども手がける。主な著書に「生成AIの核心:「新しい知」といかに向き合うか」(NHK出版)、「メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略」(SBクリエイティブ)、「ネットフリックスの時代」(講談社)、「ソニー復興の劇薬」(KADOKAWA)などがある。

 

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