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Ryzen 9 9900XとRTX 4070 Ti SUPERを採用

Ryzen 9000のBTOPCで唯一無二の存在感! 白い「Hyperion」でPowered By ASUS仕様の1台

2024年09月26日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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Ryzen 9000シリーズは低消費電力が魅力!
ゲーム用途ではRyzen 9 9900Xで十分快適!

──ZEFT Z59WHでは、CPUに最上位である「Ryzen 9 9950X」ではなく、Ryzen 9 9900Xとした理由は何かありますか?

中嶋氏:ゲーミング用途をメインに据える場合は、Ryzen 9 9950Xの16コア32スレッドという仕様はオーバースペックになりがちです。ブーストクロックはRyzen 9 9950XのほうがRyzen 9 9900Xより100MHz高いですが、ベースクロックは逆に100MHz低くなっています。ゲームプレー中は、ブーストクロックに張り付くわけではないので、総合的に考えてRyzen 9 9900Xのほうがお買い得感が高いと考えました。TDPもRyzen 9 9900Xのほうが120Wと50W低く扱いやすい点や、価格差も3万円ほどある点も理由として挙げられます。もちろん、BTOにRyzen 9 9950Xもご用意していますので、最上位モデルがほしい方や、より多くのコア数を必要とする方はそちらを選んでいただければと思います。

──コストパフォーマンスを考えるのであれば、メモリモジュールは光る必要がないと考える方もいらっしゃると思うのですが。

中嶋氏:おっしゃるとおり、コストを切り詰めるのであれば光らない一般的なモジュールが選択肢になると思いますし、変更も可能です。メモリのライティングはケースファンやCPUクーラーに次いで光る面積が多いのか、人気の高いカスタマイズになっています。今回は白色のヒートスプレッダが装着されている点が今回のコンセプトに合致しているほか、RGBでゲーミング用途の高揚感を演出できる点が魅力だと思い採用しています。

──御社では以前のRyzen 7000シリーズの人気はいかがでしたか?

中嶋氏:ここ最近の人気はかなり高いですね。その中でもRyzen 9 7800X3Dの人気は頭一つ抜けています。ゲームパフォーマンスが高く、それでいて価格が比較的抑えられている点がお客様に受け入れられているのではないでしょうか。

──Ryzen 9000シリーズを選ぶメリットはどこにあるとお考えですか?

真重氏:消費電力ですね。Ryzen 9 9900XのTDPは120Wですが、前世代のRyzen 9 7900Xと比べると50Wも下がっています。これは、インテルさんの24コア/32スレッドCPUのCore i9-14900Kと比較しても低い値です。CPUでもGPUでも性能が向上すると消費電力が上昇してしまうことが多いですが、このRyzen 9000シリーズは抑えることができています。その分、CPUクーラーに対するハードルが低く、CPUや周りのデバイスの温度を比較的抑えることができます。

Ryzen 9 9900Xの消費電力の低さに驚いたという真重氏。社内のテストでもその低さが実証されたとのこと

──今回CPUクーラーにCoolerMasterの「MasterLiquid 360L Core ARGB White」を採用していますが、この製品以外もテストを行なったのでしょうか?

中嶋氏:もちろんしました。ですが、TDPが120Wですので、そこから安定動作できるかどうかのおおよその検討が付きました。実際に試してみたところ、多くのCPUクーラーが問題なかったのですが、その中でも弊社で採用実績が多く、比較的コストパフォーマンスに優れたCoolerMaster「MasterLiquid 360L Core ARGB White」を選んだ次第です。白色モデルというのも選んだポイントの1つです。また、BTOには空冷クーラー「Noctua NH-U12A」もご用意しましたので、空冷にこだわりたい方はそちらを選んでほしいです。空冷でも安定動作できる点は、Ryzen 9 9900Xを選ぶ大きなメリットではないでしょうか。

CPUクーラーは真っ白なCoolerMaster製MasterLiquid 360L Core ARGB Whiteで、360mmサイズのラジエーターは天板に装着されている

──最後にZEFT Z59WHはどのような層に向けたモデルとなっていますか?

中嶋氏:Hyperionは、弊社で取り扱っているケースの中ではかなり高価なモデルですので、ZEFT Z59WHでは、それに見合う形で高グレードなマザーボードをご用意しました。マザーボードのROG Strix X670E-F Gaming WiFiは、背面に12系統ものUSBを備えていますので、かなり使い勝手がいいと思います。ゲームをプレーしたい方はもちろんなのですが、配信をしたい方やクリエイターの方などの心に刺さるパソコンに仕上がったと自負しています。

真重氏:今回のRyzen 9000シリーズは、インテルさんのCPUとはまた違った別の軸で勝負を仕掛けているCPUのように思います。Ryzen 7000シリーズからのパフォーマンスの向上はもちろんですが、消費電力を大きく低減している点は最大の進化といえるのではないでしょうか。Hyperionは、前面吸気を行ないながらもそれをフレーム構成で覆うといったかなりユニークなデザインですので、ZEFT Z59WHは、個性的なパソコンがほしいという方にぜひ使っていただきたいモデルです。

お二人によると、ZEFT Z59WHはRyzen 9 9900Xが安定して高性能を発揮できるとのこと。しかも、それだけにこだわらずデザインにこだわり、個性的なマシンとして仕上げているという

 Ryzen 9 9000シリーズに期待しているゲーマーは、かなり多いのではないだろうか。ただ、登場間もないCPUは性能もさることながら、安定して動作するか懸念に思う人も少なくない。そういった人に、安定動作することに注力しつつ、性能に妥協しないZEFT Z59WHは魅力的な1台ではないだろうか。

 Hyperionの白色モデルを採用したことで拡張性が高く、見た目もかなり個性的な点も見逃せない。

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