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キミはIntel派? AMD派?8月前半に売れたCPUを紹介! ソフマップ・ドットコム販売ランキング(8月1日~15日)

文●ハイサイ比嘉 編集●ASCII

提供: ソフマップ

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CPU(Intel、AMD)の売り上げベスト5をそれぞれ掲載

 大手メーカーのPC、BTOパソコン、PCパーツなどを買うときには、どんな製品が売れているのか参考にしたい方は多いはず。この記事では、ソフマップ・ドットコムの協力のもと、2024年8月1日~15日の期間で売れたCPU(Intel、AMD)ランキングを紹介する。なお、掲載製品は時期によっては完売となっている可能性もあるため、その点はご了承いただきたい。

インテルCPU ベスト5―世代を問わずハイエンド製品が根強い人気を獲得

第12世代Intel Core プロセッサー

 インテルCPUのランキングの1位は第12世代の「Core i9 12900F」だ。“F”付きということで、内蔵GPUは搭載していない。第12世代以降のIntel Core プロセッサーは、パフォーマンスの高さを重視したPコア(高性能コア)と、電力効率重視のEコア(高効率コア)という2種類のコアを組み合わせた、ハイブリッドアーキテクチャーを採用している。「Core i9 12900F」は16コア(Pコア:8、Eコア:8)/24スレッドという性能を備えているため、動画の編集などゲームプレイ以外の場面でも役立つだろう。

 2位は第12世代「Celeron G6900」は、今まで使っていたパーツを組み合わせてサブマシンを作りたい、家族向けに安価なPCを自作したい場合に向いている。SNSやメールのチェック、ワープロソフトや表計算ソフトを使うといった用途には十分な性能を備えているCPUだ。

 3位はオーバークロック対応を示す“K”が付いている第14世代の「Core i7 14700K」。20コア(Pコア:8、Eコア:12)/28スレッドという特徴に加えて、ゲームプレイなどでは第13世代のCore i9相当の性能を発揮することが知られており、コストパフォーマンスは高い。4位は第14世代「Core i7 14700KF」。3位の「Core i7 14700K」と異なる点は内蔵GPUを搭載していないことで、その分安価となっている。自作したいPCの用途に合わせてどちらかを選ぶといいだろう。

 5位は第14世代の「Core i5 14500」。14コア(Pコア:6、Eコア:8)/20スレッドというスペックでありながら第14世代CPUとしては比較的安価なため、コストを抑えたゲーミングPCの自作に最適として人気が高い。

Intel CPUランキング 1~3位
(2024年8月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
1位 2位 3位
製品名 Core i9 12900F Celeron G6900 Core i7 14700K
コア/スレッド 16/24 2/2 20/28
インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0時のクロック 5.1GHz 5.6GHz
Pコア 8 2 8
Pコア ベースクロック 2.4GHz 3.4GHz 3.4GHz
Pコア ブースト時最大 5.0GHz 5.5GHz
Eコア 8 12
Eコア ベースクロック 1.8GHz 2.5GHz
Eコア ブースト時最大 3.8GHz 4.3GHz
L3キャッシュ 30MB 4MB 33MB
対応メモリー DDR5-4800/DDR4-3200 DDR5-5600/DDR4-3200
PCI-Express(最大レーン数) PCIe 5.0(16)/PCIe 4.0(4)
PBP/MTP 65W/202W 46W 125W/253W
内蔵GPU Intel UHD Graphics 710 Intel UHD Graphics 770
対応ソケット LGA1700
CPUクーラー Laminar RH1 Laminar RS1
Intel CPUランキング 4~5位
(2024年8月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
4位 5位
製品名 Core i7 14700KF Core i5 14500
コア/スレッド 20/28 14/20
インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0時のクロック 5.6GHz
Pコア 8 6
Pコア ベースクロック 3.4GHz 2.6GHz
Pコア ブースト時最大 5.5GHz 5.0GHz
Eコア 12 8
Eコア ベースクロック 2.5GHz 1.9GHz
Eコア ブースト時最大 4.3GHz 3.7GHz
L3キャッシュ 33MB 24MB
対応メモリー DDR5-5600/DDR4-3200 DDR5-4800/DDR4-3200
PCI-Express(最大レーン数) PCIe 5.0(16)/PCIe 4.0(4)
PBP/MTP 125W/253W 65W/154W
内蔵GPU Intel UHD Graphics 770
対応ソケット LGA1700
CPUクーラー Laminar RM1

AMD CPU ベスト5―Socket AM4の「Ryzen 7 5700X」、AM5の「Ryzen 7 7800X3D」の人気が継続

「AMD Ryzen 7 5700X」

 1位の「Ryzen 7 5700X」は、8コア/16スレッドという十分な性能ながら、比較的リーズナブルなため人気がある。TDP(消費電力)が65Wと低い点でも注目している方がいるはずだ。Socket AM4対応のため安価なマザーボードやメモリー、ストレージなどと組み合わせやすく、コストを抑えたゲーミングPCや普段使い用PCの自作に向いている。

 2位は、ゲームに強いCPUとして人気の「Ryzen 7 7800X3D」。96MBという大容量のL3キャッシュ(三次キャッシュ)を採用しており、ゲームによってはフレームレートが向上するなどの効果が見込める。Socket AM5対応のため最新パーツと組み合わせやすく、これからゲーミングPCを自作する方にオススメしやすい。

 3位の「Ryzen 5 5500GT」は2024年1月に発表されたRyzen 5000シリーズの新モデルで、ビデオカード向けPCI Express x16スロットで利用可能なPCI Express規格がGen3.0(PCIe 3.0)となっている。Socket AM4対応のためこちらもコストを抑えた自作PCに向いており、なかでも古めのPCや既存PCのパーツを活かしてサブマシンを自作するといった場合に最適だろう。コストを抑えつつ、新しめのビデオカードを使いたい場合は5位の「Ryzen 5 5600X」を検討することをオススメしたい。現在主流のPCI Express Gen4.0(PCIe 4.0)を利用できるからだ。

 4位の「Ryzen 5 7600」は、Socket AM5およびRyzen 7000シリーズのなかでは最安クラスのCPUとして注目されている。Socket AM5はSocket AM4同様に長い期間利用できる見込みのため、対応マザーボード、DDR5メモリーと合わせてPCを組んでおき、予算ができ次第より高性能なCPUに差し替えるなど、段階的に自作PCを強化しやすい。

AMD CPUランキング 1~3位
(2024年8月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
1位 2位 3位
製品名 Ryzen 7 5700X Ryzen 7 7800X3D Ryzen 5 5500GT
アーキテクチャー Zen 3 Zen 4 Zen 3
コア/スレッド 8/16 6/12
ベースクロック 3.4GHz 4.2GHz 3.6GHz
ブーストクロック 4.6GHz 5.0GHz 4.4GHz
L2キャッシュ 4MB 8MB 3MB
L3キャッシュ 32MB 96MB 16MB
対応メモリー DDR4-3200 DDR5-5200 DDR4-3200
PCI-Express(最大レーン数) PCIe 4.0(24) PCIe 5.0(28) PCIe 3.0 (16)
TDP 65W 120W 65W
内蔵GPU AMD Radeon Graphics
対応ソケット AM4 AM5 AM4
CPUクーラー Wraith Stealth
AMD CPUランキング 4~5位
(2024年8月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
4位 5位
製品名 Ryzen 5 7600 Ryzen 5 5600X
アーキテクチャー Zen 4 Zen 3
コア/スレッド 6/12
ベースクロック 3.8GHz 3.7GHz
ブーストクロック 5.1GHz 4.6GHz
L2キャッシュ 6MB 3MB
L3キャッシュ 32MB
対応メモリー DDR5-5200 DDR4-3200
PCI-Express(最大レーン数) PCIe 5.0(28) PCIe 4.0(16)
TDP 65W
内蔵GPU AMD Radeon Graphics
対応ソケット AM5 AM4
CPUクーラー Wraith Stealth

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