WQHDで中国神話の世界を満喫
続いて解像度、画質プリセット、フルレイトレーシングの設定ごとのパフォーマンスを公式ベンチマークでチェックしてみた。ベンチマークに戦闘シーンはなく、川や森、廃屋などの描画がメインとなっているが、快適にプレイできる設定を見極めるのには便利だ。
解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類でで、「画質レベル」は「中」「高」「最高」を選択し、「サンプリング解像度:100(DLAA)」「スーパー解像度:DLSS」「フレーム生成:ON」に設定した。
さらにNVIDIA フルレイトレーシングを効かせ、画質レベル「中」「サンプリング解像度:100(DLAA)」、「中」「サンプリング解像度:60(バランス)」、レベル「超高」「サンプリング解像度:60(バランス)」でも実行している。
16スレッドCPUのRyzen 7 5700Xと、WQHDゲーミングがターゲットのGeForce RTX 4070 SUPERビデオカード搭載だけあって、「サンプリング解像度:60(バランス)」に設定する必要こそあるが、フルレイトレーシングを効かせた最高画質で60fpsオーバーを維持できている。ドライバーなどの最適化はこれからだが、設定次第では、100fps超えのフレームレートでのプレイが可能になっているので、高解像度、高画質で爽快アクションを堪能できそうだ。
さらに発売されたゲームバージョン 1.0.714712を使って、ターゲット解像度のWQHDでゲームをプレイしてみた。肝心の画質設定は悩みどころだが、「サンプリング解像度」を落とすと、それなりにジャギーが気になってしまった。最終的にWQHD解像度、「画質レベル:最高」「フルレイトレーシング:低」「サンプリング解像度:100(DLAA)」「スーパー解像度:DLSS」「フレーム生成:ON」でプレイしてみた。
フレームレートの推移をみると、Min(1% Low Avg)は60fpsを下回ったが、平均フレームレート(Average)は余裕でボーダーラインの60fpsを超え、爽快なアクションを楽しめた。プレイ中のCPU Load(%)などをみるに、Ryzen 7 5700Xがボトルネックになることもないだろう。
「黒神話:悟空」は、18万円前後でパーツ一式をそろえられ、実際に使っている人が多いだろうスペックとなる、Ryzen 7 5700X&GeForce RTX 4070 SUPERを搭載したPCで、プレイを満喫できることは間違いなしだ。
オープニングに登場する「顕聖二郎真君」など、西遊記を知っているのが前提のストーリーや、フィールドで見えない壁にぶつかってしまうような表現(かなり多い)など気になる点はあるが、西遊記をモチーフにした注目のアクションRPGを楽しんでみよう。
Copyright © Game Science Interactive Technology Co., Ltd. All Rights Reserved.