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篠原修司のアップルうわさ情報局 第2102回

QLC技術を採用へ

アップルが容量2TBのiPhoneを開発する可能性

2024年08月09日 20時00分更新

文● 篠原修司

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 アップルは2026年までにQLC(クアッドレベルセル)ストレージ技術を採用したiPhoneをリリースする可能性が高いという。台湾の調査会社TrendForceが7月24日に報じた。

 同社によると、この技術の採用により将来的に2TBストレージ容量のiPhoneが登場する可能性が出てくるという。

 QLCは現在のiPhoneで使用されているTLC(トリプルレベルセル)技術と比較して、より高密度のストレージ技術だ。これにより同じ物理的なスペース内でより大容量のストレージが可能になる。

 また、QLCストレージはTLCと比べてギガバイトあたりの価格が安くなる利点もある。ただし、QLCストレージにはTLCと比較して読み書き速度が遅くなる欠点もあるため、メリットばかりではない点には注意が必要だ。

 TrendForceの予測ではアップルは2026年までにこの技術を採用するとしているが、具体的にiPhone 16、iPhone 17、iPhone 18のいずれのモデルから導入されるかは分かっていない。

   

筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
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