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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第106回

【今月の自作PCレシピ】絵師でもあるアーク野澤さんが欲しいVRChatも視野に入れたクリエイターPCレシピ

2024年08月10日 13時01分更新

文● 藤田忠 編集●北村/ASCII

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

話題のVRChatもターゲットにしたクリエイターPC

 PCを自作するうえで、最も多い用途となるPCゲーミング。週末のアキバパーツショップは、メインでプレイしたいゲームタイトルや、高リフレッシュレート駆動でのWQHD、4Kゲーミングなどのゲームタイトルに合わせて、構成を相談している人たちであふれている。したがって本連載もゲーミングPCレシピが多いわけだが、今回はクリエイター向けのレシピを紹介していこう。

 レシピを考えてもらったのは、パソコンショップ アーク店頭スタッフの紅一点である”ひほすけ”こと野澤さんだ。2016年からパソコンショップ アークのウェブサイトで掲載がはじまった「Arkな日々」(2020年2月で休載)をはじめ、同店マスコットキャラの“アク子”を描いていたイラストレーター兼漫画家、そしてゲーマーでもある彼女は2020年に同店を退職したのだが、この度スタッフとして復活したのだ。

銀座線末広町駅そばにあるパソコンショップ アーク

店頭スタッフとして復活した野澤さん。最新パーツを勉強中だ

 アークスタッフ野澤さんが、”自分が使いたい!”という目線満載でイラストから、いま人気となっているVRChatでのキャラ制作などの3Dモデリングまでを快適に行なえるよう考えたクリエイティブ用途のレシピがコレだ。

総額はOS別で34万510円となるクリエイティブPC

VRChatでのキャラ制作などの3Dモデリングを快適に行なえるPC
CPU AMD「Ryzen 7 7800X3D」
(8コア/16スレッド、最大5.00GHz)
7万6800円
CPUクーラー DEEPCOOL「AK620 WH R-AK620-WHNNMT-G-1 」
(空冷、120mmファン×2、サイドフロー)
9880円
マザーボード GIGABYTE「B650 AORUS ELITE AX ICE」
(AMD B650、Micro ATX)
2万8800円
メモリー G.Skill「Trident Z5 Neo RGB F5-6000J3036G32GX2-TZ5NRW」
(32GB×2、DDR5-6000)
4万1230円
SSD SK hynix「Platinum P41 SHPP41-1000GM-2」
(1TB NVMe M.2 SSD、PCIe4.0×4)
1万3970円
ビデオカード ASUS「Dual GeForce RTX 4070 SUPER EVO White OC Edition 12GB GDDR6X」(GeForce RTX 4060 SUPER、12GB GDDR6X) 11万9380円
PCケース Thermaltake「View 270 TG ARGB Snow CA-1Y7-00M6WN-00」
(ATX、ピラーレスミドルタワー)
1万4480円
電源ユニット SuperFlower「LEADEX VII PLATINUM PRO 1000W WT SF-1000F14XP WT」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
3万5970円
総額(税込)   34万510円

※価格は8月6日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

 ゲームだけでなく、VRChatにも効くという3D V-Cache搭載のRyzen X3Dシリーズに、GeForce RTX 4070 SUPER搭載ビデオカードを、ホワイトカラーのピラーレスケースに収めたクリエイティブPCの完成だ。

 ゲーミング想定のレシピと大きな違いはないが、サイズの大きなイラストを描く際も不安のない64GBメモリーを組み合わせている点や、イラストや漫画メインなら十分とのことで、ストレージは手ごろな価格の容量1TBをチョイスしている点に注目だ。

 さらに電源ユニットは、ハイエンドビデオカードやRyzen 9000シリーズへのグレードアップも問題なく、長く使い続けられる1000Wの大容量モデルを組み合わせている。

8コア/16スレッドCPUのRyzen 7 7800X3Dを組み合わせ。Ryzen 9000シリーズの登場に合わせて、品薄なので12コア/24スレッドのRyzen 9 7900X3Dで組むのも良いだろう

システム・データ用途に不満なしのリード7000MB/秒、ライト6500MB/秒を発揮するSK hynix「Platinum P41」の1TBモデル。PCIe4.0×4 NVMe M.2 SSDの定番モデルのひとつだ

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