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【2024秋登場】iOS 18(パブリックベータ)大全 第11回

iPhoneの新OSなら「隠したいアプリ」を非表示にできる!コントロールセンターのカスタマイズも便利

2024年07月31日 08時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島 恵里子/ASCII

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ロックスクリーンに配置するふたつのコントロールが自由に変えられるようになりました。ショートカットアプリを設定すると使い方の幅が広がりました

ロック画面のコントロールも自由に選べる

 iOS 18はロックスクリーンの下側にある2つのコントロールも、カスタマイズに対応します。筆者はこれまでにも、ロックスクリーンのフラッシュライトのコントロールに気付かず触れてしまうことがよくあったので、長いことこの機能を待ちわびていました。

 設定方法はとてもシンプルです。ロックスクリーンのカスタマイズから、下側左右のコントロールを自由に選ぶだけ。筆者はフラッシュライトの代わりに、「ショートカット」アプリで作成した「Googleレンズを開く」ショートカットを割り当てました。右側のコントロールから「ボイスメモ」を一発で呼び出せるようにしたところ、取材の際にとても役に立つ手応えを感じています。

「ロックして非表示」にしたアプリには
どこからアクセスする?

 iOS 18とiPadOS 18には、インストールしたアプリを「ロックして非表示にする」機能が追加されます。デバイスにこんなアプリや、あんなアプリをインストールしていることを人に見られたくない時に便利です。

 設定方法はホーム画面から非表示にしたいアプリのアイコンを長押し、ポップアップメニューにならぶ「Face ID(Touch ID)を必要にする」を選択します。次のポップアップするメニューから「Face IDを必要にする」を選ぶとアプリにロックがかかるだけですが、「非表示にしてFace IDを必要にする」をタップすると、続く確認画面を経てホーム画面からアプリが見えなくなります。

アプリのアイコンを長押しして「Face ID(Touch ID)を必要にする」を選択。非表示にする設定に進みます

 非表示にしたアプリに、ユーザー本人はどうやってアクセスするのでしょうか? 答えはアプリライブラリのページに新しく追加される「非表示フォルダ」の中に格納されています。非表示フォルダはFace IDやTouch IDを使って解錠します。

 そもそもユーザーが非表示フォルダを作っている理由を家族に追求されたり、友だちから怪しまれたりすることはないのでしょうか? iOS 18、iPadOS 18を導入すると、すべてのユーザーのアプリライブラリに非表示フォルダが作られます。あとはこのiPhoneやiPadの中に持てるプライベートな空間をどう活かせるかは、ユーザーの工夫次第だと思います。

アプリライブラリにデフォルトで作られている「非表示フォルダ」には、ホーム画面で表示されなくなったアプリへのアクセスが集います。フォルダはFace IDやTouch IDで解錠します

 次回はmacOS Sequoiaが新たに搭載するiPhone連係機能の「iPhoneミラーリング」の楽しさに迫ります。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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