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【情シス戦隊 サポートジャー#3】“システム管理者の日”特別編「情シスさんのいない一週間」の巻

情シス戦隊が“解散”のピンチ!? 危機を救うのは社員のみんなだ!

2024年07月26日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp イラスト● 道田真司

提供: インテル

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火曜日:ちょっとしたパソコントラブルが……

 火曜日のオフィス。情シス戦隊はいないものの、昨日と変わりなく平和な様子だ。ただし、経理部のK山がパソコンを前に、何やら悪戦苦闘している。

経理部のK山「あれっ、あれっ……。おかしいなあ」
経理部のN川「ん? どうしたんです?」

 いつものとおり、パソコンから書類を印刷しようとしているのだが、プリンタにつながらないのだという。しかし、N川のパソコンはプリンタにつながっている。プリンタの問題ではないようだが、パソコンの設定のどこが悪いのかわからない

経理部のK山「困ったな。これは情シスさんに相談かなあ」
経理部のN川「K山さん、情シスさんはもういませんよ……」
経理部のK山「あっ、そうだった!」

 いつもならば、ちょっとしたパソコントラブルが起きても、情シス戦隊が親身になって解決を手伝ってくれていた。でも、情シス戦隊はいないのだ。

 結局、K山は書類の印刷をN川に頼み、このトラブルを何とか切り抜けた。

水曜日:パスワードを忘れるという悲劇……

営業部のA田「あーっ、どうしよう! 思い出せない!」

 営業部のA田が何やら大騒ぎしている。

マーケティング部のM谷「A田さん、大丈夫ですか? どうしたんです?」
営業部のA田「パスワードが思い出せないのさ」

 今日、これから訪問する顧客向けの提案書を準備していたのだが、どうしても必要なデータがふだんとは違うシステムに入っており、そこにログインするパスワードを忘れたのだという。

マーケティング部のM谷「弱りましたね。パスワードをリセットしてくれる情シスさんもいないし……」
営業部のA田「大事なタイミングでいないって、どういうことだ! まったく」

 そう、いつもならば、情シス戦隊に事情を説明すればすぐにパスワードをリセットしてくれた。でも、情シス戦隊はいないのだ。

 結局A田は、そのデータを持っていそうな社員を尋ねて回り、やっと見つけたデータを使って提案書を作成した。あわててオフィスを飛び出し、提案書は顧客に手渡せたものの、少し遅刻してしまったのだった。

木曜日:どんどん遅くなるインターネット……!

企画部のK下「……今日はなんだか、ずっとおかしいよね……?」
企画部のY上「部長もそう思います? わたしもずーっと重い気がしてます」

 木曜日のお昼前、企画部の2人は“ある異変”に気づいた。今朝からインターネットへのアクセスがずっと遅い(重い)のだ。しかも、時間が経つほどどんどん遅くなっているように感じる。原因はわからない。

 やがて、ほかの部署の社員たちも異変に気づき始めた。Webページを開くのも、クラウドアプリを使うのもいちいち時間がかかってしまう。

 午後になると、さすがに社内全体がイライラし始めた。

営業部のA田「もう! これじゃ仕事にならないよ!」
経理部のK山「クラウドアプリがこんなに重いなんて、これまでなかったのに」

 いつもならば、情シス戦隊が社員よりも先にネットワークの不調に気づき、改善の対応をとってくれていた。でも、情シス戦隊はいないのだ。

企画部のY上「はぁ……。こんなとき、情シスさんがいてくれたらねえ」

 結局、ネットワークが遅いのはいつまで経っても直らず、社員全員が少しイライラしながら一日を終えたのだった。

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