ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。今年の“土用の丑”は、7月24日と8月5日。みなさん、うなぎは召し上がりますか?
召し上がる方。ええ、ええ。いいと思います、縁起ものですからね。ところで、平賀源内が「土用の丑の日はうなぎ」と言い始めたのは、もともとうなぎは夏に売れなかったから当時で言うPR戦略だった、なんて話がありますよねー。
……なにを言いたいかというと、うなぎ、うらやましいです。やっぱりちょっとお高いし、丑の日当日ともなるとスーパーでも争奪戦だし、お店も混んでるし、なかなか踏み切れません。
そんな、私のように「うなぎが好きだけど躊躇しちゃう」人におススメの、お安くうなぎの蒲焼気分を味わえちゃう(!?)レシピをご紹介。
油あげで簡単。うなぎの蒲焼を再現!?
油あげの「昔あげ」などを手掛けるアサヒコのPRの方から教わったレシピです。
「油あげにうなぎのタレを絡めてトースターで焼く」。
これだけでうなぎの蒲焼風になるんだとか。実際に試してみました。
用意するのは、油あげと、うなぎの蒲焼用のタレ。
最初に、油あげにうなぎのタレをかけて絡めます。
この時、油あげの両面にまんべんなくタレを染みこませると、蒲焼レベルが上がりそうでした(味がまばらだと残念なので)。
トースターで5分程度焼きます。私は表面をパリッとさせたかったので、トースターとしてはやや高めの230℃の温度設定で焼いてみました。
このように、こんがりと仕上がりました。ご飯に盛り付けて、山椒を添えて出来上がり。
うなぎのタレの味を堪能できる
では、いただきます!
タレが染み染み、パリッと焼きあげた油あげは、ご飯が進む味わい。タレが足りないと感じる人は追いがけしてもいいでしょう。
甘辛さと油あげ自体の自然な甘さも相まって、そそるのにしっとりうまい「和のジャンクメシ」といったところでしょうか。
うなぎのタレが油揚げにこんなに合うなんて! 試したことなかったので意外な発見でした。
香ばしくてメシとしておいしいです。山椒をかけると、ピリリとしたアクセントになって、これまた合う。
ただし、残念ながら“うなぎ感”はありません。食べても、食べても、そこにうなぎはいないのです。
どこまでいっても、「うなぎのタレが染み込んだ蒲焼風の油あげ丼」なのです。うなぎ不使用(!)なので、そりゃそうでしょう。最初からうなぎを望んではいけないのです。
一方で、うなぎのタレの味を十分に堪能できるのがうれしい発見でした。
「うなぎそのものよりうなぎのタレがかかったご飯が好き」という過激派の意見を稀に聞くことがありますが、さすがにタレだけだと味気なさ、というか、「人としてこれでいいのか」という背徳感を感じてしまいそうなところ、油あげが主体なのでお天道さんの下でも胸を張って食べられます。
うなぎのタレの味を気負わず楽しみたい時に、打ってつけのレシピでしょう!
ひとり分200円以内で作ることができる
油あげなので、材料費もお安いのがうれしいポイント。
油あげは分厚いタイプでも、2枚150円以内のものが多いですよね。うなぎのタレも小さいタイプのものは200円以内で売っていて、一度に使う量だと数10円程度。ご飯や山椒も数10円(@ひとり分)だと見積もると……。
(概算)
・油あげ 75円(2枚150円程度)
・うなぎのタレ 数10円
・ご飯 数10円
・山椒 数10円
ひとり分200円以内程度で「蒲焼風」の丼を作ることができます。
今回のレシピは、トースターで油あげを焼くだけでとにかく簡単。うなぎはなくとも、うなぎのタレの味をしっかり楽しみたい時に。また、うなぎ用にタレを買ったけど、余ってしまった時にオススメです。
なお、今回参考にしたアサヒコの公式レシピはこんな感じ。
ーーー
📣📣注目 📣📣#土用の丑の日 は #あげ でテンアゲ😎⤴️
— Asahico 株式会社アサヒコ(公式) (@Asahico_TOFFU) July 24, 2024
「うな重」も「ひつまぶし」も
あげで作っちゃおう👍🏻
うなぎのタレ+トースターですぐできる!
ほかほかごはん🍚に盛り付けて
山椒かけたらできあがり😋
汗もかかずに丑の日を満喫!
ぜひお試しください🙋♀️ pic.twitter.com/zKjIysD98r
■アサヒコ「昔あげ」を使用したレシピ
<材料>
昔あげ(きざみ)、うなぎのタレ、山椒、ご飯
<作り方>
1.昔あげ(きざみ)にうなぎのタレを絡める
2.トースターで約5分焼く
3.ご飯にのせて山椒をかける
「昔あげ」は国産大豆使用の油あげで、ふっくらと厚みがあるため、タレをしっかり吸ってくれます。また、あらかじめ刻んである「昔あげきざみ」を使用すると、ひつまぶし風も手軽にできるそうですよ! 土曜丑の日を“うなぎ”に縛られず、アイデア次第でいろいろ試してみるのもアリ。

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