ここ最近のNTTドコモは、キャリアオリジナルのサービスを相次いで終了させてきた。
dデリバリー、dカーシェアマイカーシェア、dミールキット、dトラベル、dゲーム、dコインといった、いわゆるd系サービスだけでなく、iコンシェルやしゃべってコンシェルなど、ケータイのころから親しまれていた待ち受け画面に表示されていた情報配信サービスまでもリストラされてしまった。
確かにユーザーからすれば、NTTドコモが提供しなくても、様々な企業によるサービスを利用すれば何ら不自由は感じない。
実際、インターネットにおけるコンテンツと言えば、動画配信はNetflix、Amazon Prime、音楽であればSpotifyやApple Musicなど海外発のサービスを使っている人が多いだろう。
キャリアのサービスはショップで「機種変更が安くなるから」と猛烈にプッシュされて仕方なく契約し、いつの間にかチャリンチャリンと毎月、利用料が引き落とされて、何故か悔しい思いをするなんてこともあったりもする。
「キャリアのサービスなんて不要」と思える一方で、スマホ初心者からすれば、ドコモショップの店員さんにお勧めされ、使ってみて便利だったとメリットを感じることもあるだろう。キャリアのサービスは通信料金と一緒に請求が来るため、契約しやすいという利点もある。
まさにキャリアが提供するサービスは一長一短があると言えるだろう。
そんなキャリアサービスをここ数年、徹底的に切り捨ててきたNTTドコモであったが、6月に新社長に就任した前田義晃氏は、iモード全盛期から同社でコンテンツ開拓などを手がける「非通信分野のプロ」とも言える存在だ。
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