電車もバスも自転車もこれ1枚で! 台湾渡航の際にSIMより最優先でゲットすべき交通系ICカード
2024年06月29日 13時00分更新
悠遊卡ならバス利用も簡単
ただし停留所の案内は期待できない
悠遊卡と現地で使えるスマホがあればバス利用も簡単だ。台北市内であれば、バスは一律15台湾ドルで利用でき、一定時間内であれば乗換え時の割引も適用される。バス利用はGoogleマップで行きたい場所を指定して検索すればいい。
バス停には、たいていバスの到着時間を表示する電光掲示板が備えられているので利用するバスの番号でチェックすればOK。台北公車通やBUS+といっったバスの運行状況をリアルタイムでチェックできるアプリもある。
バスの乗り降りは簡単だ。乗車時に交通系ICカードをかざす端末があるのでそれにタッチし、降りたい場所が近づいたら降車ボタンを押し、降車時にも端末にICカードをタッチするだけだ。降車時にICカードをタッチするのは、降車記録を行なうためで、乗換割引はこの記録がなければ適用されない。
また、長距離路線では2段収費と呼ぶ、2段階のチャージで30台湾ドルが必要となる場合があり、一定区間を過ぎると降車時にも15台湾ドルが徴収される仕組みになっている。余談になるが、台湾のバスでは次の停留所の案内が途中からされないケースがある(わりと多いとも言える)。このため、地理に不慣れな旅行者であれば、目的地が近づいてきたらGoogle Mapで現在地を確認することを強く推奨する。
悠遊卡を利用していて料金が不足した場合、デポジット代の100台湾ドルから差し引かれるため、駅の改札などには日本でよく見かける自動精算機は設置されていない。無論、臺鐵で長距離移動してデポジット代でまかなえない場合は駅窓口で不足分を支払う必要がある。また、デポジット代を利用してしまった場合は、チャージして不足のデポジット代を払わないと、次に利用することはできないので注意が必要だ。
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