ラトックシステムは6月27日、USBシリアルコンバーター3製品を発表した。8月下旬より出荷開始する。
USBシリアルコンバーターはRS-232C搭載のシリアル機器をWindows PCやAndroid端末のUSBポートに簡単に接続できる変換アダプター。新モデルは2005年発売以来のロングセラー製品「REX-USB60F」および「RS-USB60FC」の後継製品となり、消費電流を最大22mAに抑えてバッテリー駆動のノートPCやタブレットの電力消費を削減。
全モデルで対応機種とOSを統一し、USBコネクタータイプやケーブル長に応じて最適なモデルを選べるラインアップとしている。
いずれもD-Sub 9ピンのRS-232Cコネクターを採用しており、市販の変換コネクターを使用してD-Sub 25ピンの機器も接続可能。USBポートからのバスパワーで動作し外部電源が不要。ホットプラグに対応し、パソコンの電源を切らずにUSB側の抜き挿しが可能。通電、データ送信、受信を一目で確認できる通信モニターLEDを搭載する。
ドライバーをインストールするだけでWindowsでは仮想COMポートとして認識され、RS-232Cデバイスメーカーが提供するCOMポート用アプリケーションが使用可能。同社のデバイスドライバーは高速転送が求められる制御システムなどにも対応可能な230kまでの転送速度をサポートする。また、Android用のサンプルプログラムと簡易ターミナルアプリが提供され、サンプルはソースコード付きでダウンロード可能。
USB Type-A(RS-USB602F)とUSB Type-C(RS-USB602FC)から選択、さらにUSB Type-AモデルではRS-232Cコネクターと本体間のケーブル長が30cmと250cmからを選択できる。