さとるの自腹ツアー
スタバっぽい店にはコーヒーが無く、スマホは「BALMUDA Phone」が人気!? 【バングラデシュ困惑旅/後編】
2024年06月26日 07時30分更新
そもそも「BALMUDA Phone」きっかけで旅に出た筆者
実は今回、バングラデシュに行った最大の目的は、自分のYouTubeチャンネルに2年ほど前にアップした「BALMUDA Phone」のレポート動画(「BALMUDA Phone とiPhone 13 Proでカメラテスト/Camera Test」)が、今年に入って、急にバングラデシュからのアクセスが急増したからです。
現地のスマートフォン事情が気になったので現地に来てみたのですが、現地ではBALMUDA Phoneだけでなく、日本のキャリア版スマホが中古として沢山販売されていました。
実際にBALMUDA Phoneを街中で探しまわる様子は、文末の動画にもまとめているので是非、チェックしてみてください。
現地のモバイル通信事情そのものは、あまりよくありません。一応5Gもスタートしているようですが、ローミング・現地SIMともに一度も5Gのピクトはみられず、4Gどころか3Gで接続されるケースも多くありました。アンテナの設置や出力をちゃんと調整しておらずエリア展開があまり上手くいっていないようです。印象としてはKDDIが現地参入する前のミャンマーに似ています。
現地ではみんなスマートフォンを持っているので、モバイル通信は必須アイテムとなっています。そのため、日本のキャリアが現地キャリアと提携してバングラデシュに進出するのはアリなんじゃないかと思いました。なにせ日本より人口が多く、若者世代の比率も高い国ですから。
ちなみにバングラデシュは、ahamoの無料ローミングは対象国ですが、楽天モバイルは対象外。現地のプリペイドSIMは空港到着ロビーにカウンターがいくつか並んでいるので、そこで購入可能です。カウンターで聞いた限りでは、eSIMはなさそうで、物理SIMばかりでした。今回は25GBのプランを購入。900タカなので約1220円です。
というわけで、なんともカオスで不思議なバングラデシュ旅でしたが、それだけに新鮮な感じで、久しぶりに旅らしい旅になったな、とじゅうぶん楽しめました。もし普通の海外旅行に飽きてきていたら、いちどバングラデシュに行ってみることをオススメします!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

この連載の記事
-
第124回
トピックス
2026年は“穴場”が主役!円安でも行ける、旅賢者おすすめコスパ最強旅先 5選【保存版】 -
第123回
トピックス
【え、1日16円?】eSIMが激安すぎる世界線が来ていたので、海外で試してみました -
第122回
トピックス
JAL・ANAの航空券が過去最大値下げ!ブラックフライデー最新情報まとめ【2025年版】 -
第121回
トピックス
初の“扉付き”ビジネスクラスシート誕生!4Kモニター&ワイヤレス充電にも注目「これ、マジで乗りたい!」 -
第120回
トピックス
まるで空港版SASUKE!? 空港のプロが魅せる「グラハン頂上決戦」に潜入 ANAの“究極の荷物スキルバトル”とは? -
第119回
トピックス
実は損してるかも? 海外クレカ決済の落とし穴と節約テク -
第118回
トピックス
バスごとフェリーで海を越える!? 渡り鳥ルートを再現した激レア旅と“消えた隣人”の話 -
第117回
トピックス
たった1800円でドイツ縦断!? 安すぎる鉄道「FlixTrain」に乗ってみた! -
第116回
トピックス
【密着レポ】ANAのパイロット訓練、実はフロリダでやってた! -
第115回
トピックス
うますぎ注意!旅先で出会った世界の絶品メシ6選 -
第114回
トピックス
600年前から営業中!? 辿り着いた“中世の街”がタイムスリップ級でした - この連載の一覧へ


















