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VESA対応ディスプレーの裏に設置可能、TV横に置くリビングPCにも最適

PC置けない……を解決するスリムさ! Core i7で快適作業もできる省スペースPC

2024年06月27日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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手のひらサイズながら拡張性の高い筐体

 ユニットコム「STYLE∞(インフィニティ)」シリーズのデスクトップパソコンは、省スペースなスリムタワーの「S-Class」や、拡張性に優れるミニタワー「M-Class」、高性能なミドルタワー「R-Class」など、さまざまなケースサイズのマシンがラインアップされている。そのうち、もっともコンパクトで置き場所を選ばないのが「I-Class」の製品だ。

iiyama PC STYLE-IJH6-147T-UHXを横置きしたところ。ブックサイズで厚みも少ないため、モニター台の下やラックの隙間などにも無理なく収納できる

 今回試した「iiyama PC STYLE-IJH6-147T-UHX」は、I-Classの中でも小型の筐体を採用したモデル。横置き時で幅約179mm、奥行き189mm、高さ35.6mmとなっており、容積はわずか約1.1Lしかない。A5判ハードカバーとあまり変わらないサイズ感で、机の上に置いてもジャマにならないのが大きな特徴だ。

 本体は横置きだけでなく、縦置きにも対応している。製品には専用のスタンドが同梱されており、本体に装着すると縦置き時の安定性が増す。縦置き時のフットプリントはスタンド込みで幅69.2mm×奥行189mmとなり、机の片隅やラックの隙間などに気軽に設置できる。狭い机でもあまり場所をとらず、作業スペースをたっぷり確保できるのがうれしい。

専用スタンドを装着して縦置きにしたところ。机の上に設置しても場所を取らないのがうれしい

 このほか製品にはVESAマウントキットも付属しており、VESAマウントに対応したディスプレーの背面に本体を取り付けて一体型PCのように使用することも可能。小さめの事務机やパソコンデスクしか用意できない場合でも、これなら限られたスペースを有効活用することができそうだ。

付属のVESAマウントキットを使ってディスプレーの背面に取り付けたところ。本体がディスプレーに隠れるため、一体型PCのように使用できる。作業スペースを広く確保したいときに便利だ

 本体が小型ながら側面パネルに金属を採用し、前面と背面にはパンチングメタル状の通気口が設けられていることもあって排熱効率は高い。今回試した限りでは、負荷をかけた状態でも動作が安定しており、熱がこもってパフォーマンスが突然落ちるようなことはなかった。そのぶん、側面パネルは触れないというほどではないもののそれなりに熱を持つので、できるだけ通気性のよい場所に設置した方がよさそうだ。

 これだけコンパクトにもかかわらずインタフェースは充実しており、本体前面にUSB 3.0(Type-A)、USB 3.0(Type-C)、USB 2.0×2、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子が、本体背面にUSB 3.0(Type-A)×4、USB 3.0(Type-C)、HDMI、DisplayPort×2、1000BASE-T LAN、COMポートが搭載されている。

本体前面には、USB 3.0(Type-A)、USB 3.0(Type-C)、USB 2.0×2、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子が搭載されている

本体背面には、USB 3.0(Type-A)×4、USB 3.0(Type-C)、HDMI、DisplayPort×2、1000BASE-T LAN、COMポートがある

 映像出力端子がHDMIとDisplayPort×2の合計3系統用意されており、最大3画面に出力できるのは、マルチモニター環境を構築して在宅ワークなどの効率を上げたいと考えている人にとって心強いポイントといえるだろう。

 通信機能は有線LANのほか、Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)とBluetooth 5を内蔵する。製品には無線LAN用のアンテナが同梱されており、本体背面2箇所に取り付けられるようになっている。電波が届きやすい場所ならアンテナを装着しなくても支障はないが、設置環境によっては取り付けた方が通信の安定性がよりアップすると思われる。アンテナは取り付けたあとで角度を変えられるようになっているので、セットアップ時に電波の状況に合わせて調整しておくのがよさそうだ。

付属の無線LAN用のアンテナを取り付けたところ

製品に付属するUSBキーボードとマウス。BTOではサードパーティ製のワイヤレスキーボードやワイヤレスマウスを選択することも可能だ

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