このページの本文へ

無停止型ftサーバーの後継カテゴリ、ミッドレンジモデルでは99.99999%以上の可用性を実現

NEC、Express5800シリーズで新カテゴリ「高可用性サーバー」2機種を発売

2024年06月19日 18時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NECは2024年6月19日、PCサーバー「Express5800シリーズ」の新カテゴリ「高可用性サーバー」において、エントリモデル「Express5800/R32Ba」およびミッドレンジモデル「Express5800/R32Aa」(2ソケット)、「Express5800/R31Aa」(1ソケット)を発表した。ミッドレンジモデルでは、99.99999%以上の可用性(年間停止時間:約3秒以下)を実現するとしている。

エントリモデルの「Express5800/R32Ba」本体

ミッドレンジモデル「Express5800/R32Aa」本体(ベゼルを外した状態)

 高可用性サーバーは、これまでの「無停止型ftサーバー」の後継となる新たなカテゴリだ。主要なハードウェアコンポーネントの二重化や、障害の予兆検知機能、システムダウン回避技術などを採用することで、障害発生時の稼働停止時間を最小化する。同時に、通常のシングルサーバーと変わらないシンプルな運用、保守の実現にも配慮しているという。

エントリモデル、ミッドレンジモデルそれぞれの概要

 ミッドレンジモデルのR32Aa/R31Aaでは、CPUを含むすべてのハードウェアを4つのモジュール(コンピュート、I/O、ストレージ、電源)に分け、それぞれを二重化し、モジュールごとの無停止交換保守を可能にしている。

 さらに、ミッドレンジモデルは「Smart Exchange」機能も搭載している。コンピュートモジュール(CPU、メモリ、チップセット)はActive-Standby方式で二重化されており、Active側のモジュールで障害予兆を検出した場合は、バックグラウンドでStandby側モジュールへメモリの実行状態をコピーして、実行系を切り替える仕組みだ。これにより、コンピュートモジュールの可用性を高める。

「Smart Exchange」機能のイメージ

 エントリモデルでは、CPUやチップセットなど故障率の低いパーツを二重化の対象から外すことで、可用性とコストパフォーマンスの両立を図っている。NECのハイエンドサーバー由来のシステムダウン回避技術(MCAリカバリ機能、I/Oエラーハンドリング機能)を、Express5800シリーズで初採用した。また最長10年の長期保守サービス、長期保守対応モデルも提供する。

 エントリモデル(R32Ba-E2)は同日から受注を開始しており、出荷開始は6月28日。希望小売価格(税抜、最小構成)は256万8200円から。ミッドレンジモデル(R32Aa-M2、R32Aa-H2、R31Aa- E2)は12月から受注開始を予定しており、出荷開始予定は2025年1月。価格は個別見積もり。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  2. 2位

    sponsored

    キャッシュレス決済の利用シーンを広げる 三井住友カードの「stera terminal light」とソフトバンクのIoT回線

  3. 3位

    TECH

    パンや酒、チョコづくりにも関わる微生物「酵母」の進化を追求

  4. 4位

    sponsored

    “120TB消失危機”を救ったBox。ゼネラルが挑むグローバルデータ統合の舞台裏

  5. 5位

    データセンター

    「関東・関西に次ぐDC集積地」目指す 北海道・石狩でデータセンター連合 さくら、NTT東らが参画

  6. 6位

    デジタル

    東京タワー相当の紙を“完全撤廃” 点検業務をkintone化した“現場ファースト”な改善術

  7. 7位

    ITトピック

    6割超の企業で「セキュリティは取引条件」 SCS対応も進む/パワハラと指導の違い、あなたの基準は?/AIへの危機感か 転職希望のIT人材が増加、ほか

  8. 8位

    デジタル

    IoTデバイスをサイバー攻撃から守る IoT向けゼロトラストの“3つのアプローチ”

  9. 9位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  10. 10位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

集計期間:
2026年07月27日~2026年08月02日
  • 角川アスキー総合研究所