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Lepton Hydro WSZ790 Cubeをレビュー

14900KF&RTX 4090で小型キューブを実現できるデュアル水冷ワークステーションは怪作か?傑作か?

2024年06月18日 10時00分更新

文● 松野将太 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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14900KF&RTX 4090で小型キューブを実現できるデュアル水冷ワークステーションは怪作か?傑作か?

 「PCの性能は高いに越したことはないが、本体サイズもできるだけ小型にしたい」――サイコムのBTOワークステーション「Lepton Hydro WSZ790 Cube」なら、そんなユーザーのワガママに答えられる。

 Lepton Hydro WSZ790 Cubeは、CPUとGPUを独自にデュアル水冷化した「Lepton Hydro」シリーズの新モデル。容積26.1Lのコンパクトなキューブ型PCながら、かなり尖った構成にカスタマイズできる。

14900KF&RTX 4090のハイエンド構成でレビュー

14900KF&RTX 4090で小型キューブを実現できるデュアル水冷ワークステーションは怪作か?傑作か?

サイコムのコンパクトワークステーション「Lepton Hydro WSZ790 Cube」。標準構成の直販価格は50万3390円~(配送料込み)

 例えば、ビデオカードはNVIDIAの最上位GPU「GeForce RTX 4090」。CPUはインテルCoreプロセッサー(第14世代)の上位SKU「Core i9-14900K」まで選べ、コンパクトPCでもスペックに妥協しなくても済むのだ。

 もちろん、ほかの「Lepton Hydro」シリーズと同様、Ubuntu 22.04の動作や、AIの推論性能の検証が行われており、ワークステーションとしての素性は確かだ。

 しかしながら、これだとコンパクトだと、どうしても「実際のパフォーマンスや冷却性に問題はないか?」という疑念がわく。そこで、本稿ではサイコムからお借りした試用機材を用い、2回に分けて外観に内観、性能、使用感などをチェックしていく。

Lepton Hydro WSZ790 Cube
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU インテル「Core i7-14700K」
(20コア/28スレッド、最大5.6GHz)
インテル「Core i9-14900KF」
(24コア/32スレッド、最大6GHz)
CPU
クーラー
SilverStone「VIDA 240 SLIM」(簡易水冷、240mmラジエーター)
マザー
ボード
ASRock「Z790M PG Lightning/D4」(インテルZ790、Micro-ATX)
メモリー 16GB×2、DDR4-3200
<メジャーチップ・8層基板>
32GB×2、DDR4-3200
<メジャーチップ・8層基板>
ストレージ Crucial「T500 CT1000T500SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
NVIDIA「GeForce RTX 4080 SUPER」(16GB GDDR6X)+Asetek「Hybrid GFX 240 LCS」(簡易水冷、240mmラジェーター)+Noctua「NF-A12x25 ULN」(120mmファン)×2(サイコムオリジナル水冷仕様) NVIDIA「GeForce RTX 4090」(24GB GDDR6X)+Asetek「Hybrid GFX 240 LCS」(簡易水冷、240mmラジェーター)+Noctua「NF-A12x25 ULN」(120mmファン)×2(サイコムオリジナル水冷仕様)
電源
ユニット
SilverStone「SST-DA850-G」(850W、80 PLUS GOLD) SilverStone「SST-ST1000-PTS」(1000W、80 PLUS PLATINUM)
PCケース SilverStone「SUGO 17 Black SST-SG17B」(Micro-ATX、キューブ)
OS Microsoft「Windows 11 Pro 64bit」
直販価格 50万3390円~ 65万9290円

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