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アップルのAI、「Apple Intelligence」がiPhoneやMacを変える! 「WWDC24」特集 第15回

【現地レポ】アップル次期OS、注目したい3つの機能! キーワードは「整う」

2024年06月11日 18時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島 恵里子/ASCII

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Apple Pencilによる手書きの文字をキレイに整えてくれる「スマートスクリプト」

手書きの文字が一瞬でキレイになる「スマートスクリプト」

 つづいてiPadOS 18の「スマートスクリプト」に注目しました。Apple Pencilを使ってiPadによく手書きの文字を書く方は要チェックな機能です。

 筆者は大学を卒業して就職してから、ずっとパソコンのキーボードで文字を打つことが多い仕事に就いていました。手で書く文字がいよいよ行き着くところまで汚くなっていた2016年ごろに、iPad Proを買ってApple Pencilで文字を書くようになってから少しはマシになったつもりです。が、それでも人様に見せられないほど字は下手です。

 スマートスクリプトは手書きの文字を読みやすくしてくれる機能です。文字を書いた瞬間、ユーザーの“手ぐせ”を残したまま一瞬で文字がキレイに整います。基調講演やプレスリリースにより提供されている情報の範囲で「日本語に非対応」とは書かれていないので、おそらくは言語に依存しない機能のはずです。滞在期間中に取材して、筆者が得られた情報はまた共有します。

Macのデスクトップを気持ちよく整頓

 筆者が注目した3つめの機能は、macOS Sequoiaに搭載されるデスクトップに広げた複数のタイルを自動で整理整頓する機能です。

macOS Sequoiaには開いている複数のウインドウを自動で整理する機能があります

 ユーザーが画面の左右端に開いてあるウインドウをドラッグすると、画面の中央で二分割された左右に美しく配置します。デスクトップを分割してウインドウを並べる方法については、いろんなパターンが選べそうです。ブラウザを広げながらメールを作成したり、普段から使う頻度も高くなると思います。

 各最新OSのパブリックベータ版は7月から提供開始を予定しています。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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