このページの本文へ

アップルのAI、「Apple Intelligence」がiPhoneやMacを変える! 「WWDC24」特集 第8回

iPadに数式を手書きすると、AIが答えを“手書き”する新機能がめちゃおもろい

2024年06月11日 13時45分更新

文● @sumire_kon

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
iPad版「計算機」アプリ

 アップルは6月10日(現地時間)に開催されたWWDC 24の基調講演で、iPadOS 18の「計算機」アプリを発表した。

複雑な手書き計算に対応!

 iOSではお馴染みの計算機(電卓)アプリだが、意外なことにiPadOSには存在せず、ユーザーはこれまでサードパーティーの電卓アプリを使用するほかなかった。それだけに、新しく登場するiPadOSの計算機アプリは、iPadユーザーにとって地味ながら待望のアプリと言ってもよいだろう。

 iPad用の計算機アプリの目玉は、Apple Pencilを使った手書き計算機能が追加されたこと。こちらは「計算メモ」という名称で、「1+1=2」のようにシンプルなものから、分数や変数を含む複雑なものまで、幅広い数式に対応する。

 さらに数式を書くと自動で答えを表示してくれる機能も搭載。例えば「1+1=」と入力すると、「2」が自動で表示されるといった具合だ。

“数式を入力する様子”

数式を入力すると

答えが自動入力される様子

答えが自動入力される

 解答は数値だけでなく、グラフでの表示にも対応。「y=2x+b」のように変数が混ざった数式の場合、xやbに代入する数値を変えると、グラフの表示もそれにあわせて変化するなど、細かい点もしっかりと作り込まれている。

“回答をグラフで表示する様子”

回答のグラフ表示も可能

“変数の値を変えてグラフを変化させる様子”

変数Aの数値を変えるとグラフも変化する

 数式以外の要素も書き込めるので、図やイラストを交えて考えた方がわかりやすいケースにも対応可能だ。もちろん、通常の電卓機能も備えているので、単に大画面で電卓を使いたいときにも活用できる。

 新しい計算機アプリを含むiPadOS 18の正式版は、今秋公開予定。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中