このページの本文へ

曲をアップロードするとAIが“続き”を生成 音楽生成AI「Udio」「Suno」相次ぎ発表

2024年06月06日 14時45分更新

文● 田口和裕

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 音楽生成サービス「Udio」は6月5日、ユーザーが自分で作成した音源をアップロードし、それを元に楽曲を生成できる「オーディオアップロード機能」を有料会員に向けて公開した。

入力した音源を元に最長15分の曲を生成

 アップロードされた音源は、入力されたプロンプトの一部としてUdioの開発するAIモデル「udio-32」がテンポやムードを分析し、それに合わせた最大15分までの楽曲を生成することができる。

 例えば、短いイントロをアップロードするだけで、それを元にUdioが他のパートを生成し、完成度の高い楽曲を作り上げることが可能になる。

 また、アップロードしたクリップを前方または後方に32秒延長することも可能だ。延長部分の生成には、アップロードしたクリップの前後最大2分間のオーディオ情報がコンテキストとして使用される。これにより、延長部分がより自然でシームレスに生成されることが期待できる。

 この機能は月額10米ドル(およそ1560円)の「Standard」プランおよび月額30米ドルの「Pro」(およそ4670円)プラン契約者のみが対象となっている。

 また、今回のアップデートでは、楽曲をWAVフォーマットでダウンロードする機能や、モバイルインターフェイスの改善、タグのオートコンプリート機能なども追加されており、こちらは「Free」プランのユーザーも利用できる。

「Suno」も同様の機能を予告。競争激化か

 なお、Udioの競合となる音楽生成AIサービス「Suno」も同様の機能を発表しているが、こちらは現在のところまだ未実装だ。

■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ