音楽生成サービス「Udio」は6月5日、ユーザーが自分で作成した音源をアップロードし、それを元に楽曲を生成できる「オーディオアップロード機能」を有料会員に向けて公開した。
入力した音源を元に最長15分の曲を生成
Today we’re announcing a set of updates, starting with a new experimental feature for paid subscribers, audio uploads. You can upload an audio clip of your choice, and extend this clip either forward or backward by 32 seconds using up to 2 minutes of context.
— udio (@udiomusic) June 5, 2024
Audio uploads… pic.twitter.com/3X62kTJGij
アップロードされた音源は、入力されたプロンプトの一部としてUdioの開発するAIモデル「udio-32」がテンポやムードを分析し、それに合わせた最大15分までの楽曲を生成することができる。
例えば、短いイントロをアップロードするだけで、それを元にUdioが他のパートを生成し、完成度の高い楽曲を作り上げることが可能になる。
また、アップロードしたクリップを前方または後方に32秒延長することも可能だ。延長部分の生成には、アップロードしたクリップの前後最大2分間のオーディオ情報がコンテキストとして使用される。これにより、延長部分がより自然でシームレスに生成されることが期待できる。
この機能は月額10米ドル(およそ1560円)の「Standard」プランおよび月額30米ドルの「Pro」(およそ4670円)プラン契約者のみが対象となっている。
また、今回のアップデートでは、楽曲をWAVフォーマットでダウンロードする機能や、モバイルインターフェイスの改善、タグのオートコンプリート機能なども追加されており、こちらは「Free」プランのユーザーも利用できる。
「Suno」も同様の機能を予告。競争激化か
Make a song from any sound. Coming soon 🎧
— Suno (@suno_ai_) May 29, 2024
VOL-2: Classical piano, and bring in some French accordion
Performed by Anessa (Pianist and Suno Software Engineer) pic.twitter.com/19MpMsFuzB
なお、Udioの競合となる音楽生成AIサービス「Suno」も同様の機能を発表しているが、こちらは現在のところまだ未実装だ。