AMD、Zen 5世代のRyzen 9000シリーズ発表、さらにAM4用の新CPUも!
2024年06月03日 12時00分更新
USB4とPCIe Gen5対応の新チップセットX870EとX870を発表
従来の600シリーズよりも高いメモリークロックをサポート
そして今回のRyzen 9000シリーズに合わせ新チップセット「X870E」および「X870」を発表した。新要素としてはUSB4とPCI Express Gen5が全モデルでサポートされる。さらに従来の600シリーズよりも高いメモリークロックをサポート(EXPO利用時)するなどの利点もある。ただ既存の600シリーズマザーでもBIOSのアップデートにより利用できる、というのがAMDの強さだ。
AMDはSocket AM5およびAM4エコシステムのロードマップを刷新した。Socket AM5は当初「2025年以降も使われる」という表現であったが、今回の発表で「2027年以降も使われる」と改められた。さらに、Socket AM4についてはSocket AM4が2025年も使われることを明言した。
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AMDのソケットはインテルと対照的に長く使われるが、今回Socket AM5どころかAM4も延命されることが確定した。だがAM4も延命されるというという事はAM5への移行も遅れるということを意味するのだが、その辺AMDはどう考えているのだろうか……
Socket AM4に新SKU
Socket AM4が延命されるにはそれなりのタマが要る。そこでAMDはSocket AM4向けCPUに新モデル「Ryzen 9 5900XT」と「Ryzen 7 5800XT」を7月より発売する。価格はRyzen 9000シリーズと同様に発表されなかった。
Ryzen 7 5800XTのコア数は8コア16スレッドで5800XTから据え置きだが、Ryzen 9 5900XTは16コア32スレッドとなり5900Xから見るとコア数増になる。
ただ今後さらにコア数を増やした「Ryzen 9 5950XT」はZen 3の構造的にあり得ない(IODからCCDにつながるリンクは2つ、そしてZen 3のCCDは8コアが上限)ので、そこは諦めよう。Ryzen 9 5900XTはCore i7-13700Kに、Ryzen 7 5800XTはCore i5-13600KFにそれぞれ並ぶかより高い性能を発揮できるとしている(ここのインテル製CPUに関してはIntel Baseline Profile相当の設定であるという記述はない)。
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Ryzen 9 5900XTとRyzen 7 5800XTを7月に投入。Ryzen 9 5900Xは12コア24スレッドだったが、5900XTは16コア32スレッドに格上げされた点に注意。2024年に入りまさかRyzen 5000シリーズの上位モデルが更新されるとは思わなかった
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