「CData Sync」がV24にメジャーアップデート SQL ServerからのリバースETLなどが追加

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 CData Software Japanは5月30日、クラウド・DB データのETL/ELTデータパイプラインツール「CData Sync」をアップデート。「CData Sync V24」をリリースした。

 事前にリリースしたフルマネージド版の「CData Sync Cloud」のほか、SQL ServerからSalesforceへのリバースETLやdbt Cloudの認証種類の拡張、SAP関数の同期先へのレプリケーションなどの機能を追加している。

 リバースETLは、データウェアハウス(DWH)からSaaSアプリケーションへデータを書き戻す機能。V24ではSnowflakeに加えて、Microsoft SQL ServerからもSalesforceへの書き戻しが可能になった(リバースETLドキュメントはこちら)。リバースETLは、データ分析やAI を使った予測結果を使って業務プロセスを改善し、カスタマーエクスペリエンスを向上、データドリブンな意思決定を促進できるとしている。

 dbt CloudはDWHに収集したデータを分析に適した形に変換(Transformation)するためのサービス。CData Syncは、dbt Cloudとの連携によりパワフルなTransformationをサポート。V24では新たなdbt Cloudの認証方法に対応し、APIキーに加えてサービストークンでの認証に対応。また、dbt Cloudの対応リージョンをAustralia(APAC)、EMEA、Custom Single Tenantに拡大(詳細はこちら)。

 SAP ERPコネクターはCData Syncコネクターの中でも多くの利用があるという。ERPデータをデータウェアハウス(DWH)に収集して分析活用したいというニーズに応え、V24に搭載されるSAP ERPコネクターでは、CreateFunctionSchema(ストアドプロシージャー)をサポート。これにより、ストアドプロシージャー経由でSAPの関数に基づいたビューを作成できるようになり、関数の実行結果を宛先にレプリケートするといったシナリオに対応できる。

 そのほか、以下のような機能追加や機能の改善をしている。

・Oracleシノニムをデータソースとして選択可能に
・動的な期間指定が行えるCData関数(「REPLICATE_LASTMODTIME()」と「REPLICATE_NEXTINTERVAL()」)を追加
・LDAPを使用したシングル・サイン・オン(SSO)のサポート
・CSV同期先にサブフォルダーの自動生成をサポート
・SyncユーザーのAPI Access Tokenをプログラミングで発行可能に
・OAuth Connectionでhttps強制時に、TLSの設定なしに https://oauth.cdata.com/oauthをCallbackURLとして利用して設定可能に
・Shopifyデータソースの注文取引情報(OrderTransactions)の差分更新をサポート
・Sync Cloudの通知用のEメールプロバイダーとしてSendGridをサポート
・Syncの管理DBにOAuthトークンを保存可能に
・レプリケートタスクの実行順序が変更可能に
・変換機能のトリガーで、ジョブ内の特定のタスクを指定することが可能に

 また、6月12日にCData Sync のハンズオンセミナーを開催する。

開催日時:6月12日 16時~17時
開催方法:Zoomでのオンライン開催

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