LINEヤフーは5月30日、Yahoo!知恵袋にて生成AIによる回答を表示する「AI回答機能」にAnthropicが提供する大規模言語モデル「Claude 3」を追加した。これにより、本機能を利用した際、2種類の生成AIから回答がつくようになる。ウェブ版はすでに提供を開始しており、iOSアプリ、Androidアプリは6月4日より開始する予定。
AI回答機能は、OpenAIの大規模言語モデルGPT-4によるAIの回答を導入し、2023年11月に試験提供を開始。現在457カテゴリの質問に対応している。提供開始以降、75万件以上の質問に回答しているという。
今回、Claude 3を追加することで、ユーザーの回答と2種類の生成AIによる回答がつくようになり、回答のバリエーションがさらに広がる。本サービスにおいてClaude 3は、Amazon Web Services(AWS)の生成AIサービス「Amazon Bedrock」を通じて提供する。
本機能では、質問投稿時に生成AIによる回答の表示を任意で選択できる。質問投稿時に生成AIによる回答を「設定する」を選択すると、短時間で生成AIによる回答が投稿される。
生成AIによる回答投稿後もユーザーによる回答の投稿が可能なため、質問者はユーザーと生成AI両方の回答を確認できる。また、生成AIによる回答も、質問者がもっとも納得し、満足した回答を選ぶ「ベストアンサー」の対象となる。