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AWSやDatadogの日本事業を立ち上げた中川誠一氏がカントリマネージャーに

ユーザーコミュニティが先行 フルマネージド型キャッシュのMomento日本上陸

2024年05月14日 19時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 2024年5月14日、フルマネージド型のキャッシュサービスを手がける米Momento(モメント)は、日本オフィスの開設を発表した。ユーザーコミュニティが先行している日本に対してのサポートを本格化し、キャッシュやデータアクセスへの課題に対応していくという。

元NASA、AWSのエンジニアがキャッシュの課題に挑む

 2021年に設立されたばかりのMomentoは、NASAのエンジニアであったカワジャ・シャムス(Khawaja Shams)氏とAWS時代の同僚であるダニエラ・ミアオ(Daniela Miao)氏が共同で立ち上げたスタートアップ。フルマネージド型のキャッシュサービスであるMomento Cacheは、データベースやWebアプリ、AIなどのワークロードに対して高いパフォーマンス、安定性、信頼性などを提供する。

 最大の特徴は利用のハードルの低さ。RedisやMemcacheなどを利用できるパブリッククラウドのキャッシュサービスはインスタンスやクラスター数などを設計する必要があるが、MomentoのCacheはそれらのインフラ管理は不要。4ステップの設定のみでログインやデータの読み込みなどを完了し、セキュアな通信やオートスケールも可能になるという。価格帯は毎月最初の5GBの送受信は無料で、その後は1GBあたり0.5ドルとなっている。

Redisと比べたMomento Cacheのメリット

 また、Momento Topicsは低レイテンシなPub/Subサービス。サービスとブラウザを組み合わせ、チャットサービス、非同期なワークフロー、リアルタイムの通知などに利用できる。第3のサービスとしてゲートウェイとキャッシュのレイヤーを統合したMomento Storageも発表され、2024年上半期にローンチされる予定だ。

日本ではユーザーコミュニティが先行 投資も当初から予定

 海外初拠点となる日本オフィス設立に至った経緯は、すでに日本のユーザーが先行してMomentoを利用しており、コミュニティを形成しているからだという。ユーザーとしては動画配信サービスのスパイクアクセスをMomentoの活用で対応したHTB(北海道テレビ)のほか、発表会の会場を提供したNTTドコモ、サイバーエージェントなどが導入済み。このユーザーコミュニティを現地で直接サポートするため、日本への進出を決めたという。

 日本オフィスのカントリーマネージャーには、AWSやDatadogなどの日本市場立ち上げをリードしてきた中川誠一氏が就任。また、Momentoの3人目のエンジニアとしてジョインし、日本でのコミュニティの立ち上げにも関わってきたサープ恵里花氏、プロダクトヘッドであるトニー・バルデマラ氏も日本に常駐するという。

Momento カントリーマネージャーに就任した中川誠一氏

日本進出を進めてきたCEO室室長のサープ恵里花氏、プロダクトヘッドであるトニー・バルデマラ氏

 動画で登壇したMomento CEOのカワジャ・シャムス氏は、「創業当初から日本市場への投資を計画していた」とコメントし、Momentoのユーザーコミュニティの各メンバー、MomentoをサポートするNTTドコモの秋永和計氏、クラスメソッドの横田聡氏などに対して感謝の意を示した。その上で、「日本のすべての開発者の仕事を効率的にし、革新的なアイデアの市場投入までの時間を短縮する」というミッションをアピールした。

動画コメントを寄せたMomento CEOのカワジャ・シャムス氏

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