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「STYLE-14FH128-U7-UH2X」をチェック、16:10ディスプレーを採用

1kg以下の14型ノートPCで「Stable Diffusion」も、Core Ultra 7でやりたいことを加速しよう

2024年05月13日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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省電力タイプのCPUながらパワフル! Stable Diffusionも快適に動作

 CPUは最新のインテル Core Ultra 7 プロセッサー 155Uが採用されている。同プロセッサーは、性能重視のPコアを2個、高効率のEコアを8個、低消費電力なLP Eコアを2個備えており、省電力と高性能を両立しているのが特徴。また、AI専用エンジンのNPU(インテル AI Boost)も内蔵しており、ローカルでのAI処理を高速に行なうこともできる。

 そこで、実際にどのくらいのパフォーマンスがあるのか、いくつかベンチマークテストを実施して性能を測ってみることにした。なお評価機はメモリが16GB(8GB×2のデュアルチャネル)に増設されており、通常構成(8GB×1のシングルチャネル)に比べるとパフォーマンスが高めになると思われるので留意してほしい。

 まず「CINEBENCH R23」を実施したところ、マルチコアが7217pts、シングルコアが1616ptsとなった。また「CINEBENCH R24」ではマルチコアが421pts、シングルコアが97ptsという結果だった。前世代のCore i7 1355Uと比べると同等か、少し上回るくらいのスコア。着実に進化しているとはいえるが、一般的な使い方でその差を感じることはあまりないだろう。

CINEBENCH R23の結果

CINEBENCH R24の結果

 続いて、パソコンの総合的な性能をチェックするためベンチマークソフト「PCMark 10」を実施してみたところ、次のようになった。

PCMark 10の結果
総合スコア 4958
Essentials 8704
Productivity 6856
Digital Content Creation 5544

 快適さの目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっているが、そのいずれも大きく上回っている。Webブラウズやオンライン会議などの日常的な使い方はもちろん、Officeを使ったビジネス文書作成や、画像編集のようなクリエイティブ系の用途にも対応できる性能を持っていることがわかる。

 次に、「3DMark」でグラフィックス性能をチェックしてみた。

3DMarkの結果
テスト 総合スコア グラフィックススコア
Time Spy 1973 1761
Fire Strike 4181 4534
Night Raid 15447 18137

Time Spyの結果

Fire Strikeの結果

Night Raidの結果

 前世代の内蔵GPUと比較すると1~2割高いスコアになっており、かなり軽いゲームならフルHDでも品質を抑えればそれなりに楽しめると思われる。写真・動画編集なども、従来以上にストレスなく作業できそうだ。

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