プロバスケットボールの基礎知識や、Bプレミアについても解説!

バスケ好き女子にプロチーム「シーホース三河」の魅力をガチで語らせて下さい!

文● 編集● 上原 栞/エリアLOVEWalker編集部

提供: シーホース三河

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シーホース三河は、B.LEAGUE B1・中地区所属のプロバスケットボールチームです

バスケットボールはお好きですか!

 読者の皆さん、こんにちは。エリアLOVEWalker編集部東海チームの上原 栞です。

 突然ですが、皆さんはバスケってお好きですか? 私はバスケが大好きで、普段から観戦を楽しんでいます。

 ここ数年は、昨年日本チームが大活躍した「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」や、世界各国で大ヒットした映画「THE FIRST SLAM DUNK」の公開、そして今年の7月からはパリ2024オリンピックが控えているなど、バスケに関するトピックが増えていて、とても嬉しく思っています! 贔屓目にみても、国内でのバスケの盛り上がりを感じる機会が増えている気がします。

 そして、私の住む東海エリアには、私の大好きなシーホース三河というB.LEAGUE B1・中地区所属のプロバスケットボールチームがあるんです! シーホース三河については、これまでもエリアLOVEWalkerで何度か紹介していますが、この記事ではバスケ好き女子こと、私、上原 栞の目線で、シーホース三河の魅力と近況について語らせて頂きたいと思います! ガッツリ語っていきますので、皆さんもついてきてくださいね!

シーホース三河とBリーグについて、一緒におさらいしましょう!

 まずはさっそく基礎知識から。シーホース三河は、「B.LEAGUE(以下Bリーグ)」というプロバスケットボールリーグに所属しています。Bリーグの正式名称は「公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JAPAN PROFESSIONAL BASKETBALL LEAGUE)」。国内では野球とサッカーに次ぐ3番目のプロスポーツに位置付けられています。

2016年に発足した日本のプロバスケットボールリーグ「公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JAPAN PROFESSIONAL BASKETBALL LEAGUE)」の公式ロゴ

 Bリーグには55のチームがあり、チームは活動拠点を元に、東地区・中地区・西地区の3つのブロックに分けられます。シーホース三河は西三河エリア(豊田市、岡崎市、 碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市、幸田町)をホームとしていてるので、中地区所属ですね!(ちなみに、B1に所属する24チームのうち4チームは愛知県に拠点を置いているので、愛知県は「バスケ大国」と呼ばれていたりします。)

シーホース三河のチームロゴ。1947年に発足したアイシン精機を前身とする、歴史の長いチームです

 シーホース三河は、1947年に発足したアイシン精機(現:株式会社アイシン)のバスケットボール部を前身とするチームです。シーホース三河というチーム名を使い始めたのはBリーグが発足した2016年からですが、アイシン精機時代を含めると、今年で77年目となる歴史のなが~いチームなんです!

強力なプレイスタイルと、SNSで見せる砕けた表情のギャップ

 続いては、シーホース三河というチームの魅力を語っていきたいと思います。ひとことで表すと、シーホース三河の魅力は、迫力のある強力なプレイスタイルと、SNSで見せる砕けた雰囲気の両方をファンに見せてくれる点にあると思います。

 シーホース三河のヘッドコーチは、2023-24シーズンからライアン・リッチマンHCが務めています。NBAのワシントン・ウィザーズでアシスタントコーチを務め、現在ロサンゼルス・レイカーズで活躍する、あの八村塁選手を指導した経験も持つコーチです。ファン目線から見ると、彼の影響がプレイスタイルはもちろん、チームの雰囲気にも及んでいるように感じています。

2023-24シーズンの試合の一幕。迫力のあるプレイスタイルがチームの魅力!

 またシーホース三河は、SNSや、デジタルコンテンツを使った発信にかなり力を入れているチームです。コーチの影響もあるのか、シーホース三河は、選手、ヘッドコーチ、チームスタッフ、フロントスタッフの距離が近めです。なので、SNSだとコートにいる時とはまったく違うくだけた仲間同士の雰囲気を見せてくれるんですよね。

 …かと思えば、やはり試合では迫力のあるプレイで観客を湧かせてれる。「あれ? 本当にSNSでふざけてた人?」と、脳内バグ状態に陥ります。このギャップがシーホース三河の大きな魅力になっていると私は思っています。

全国各地でアリーナの建設ラッシュが起きているワケを知っていますか?

 さてさて、それではここで少し視点を変えて、Bリーグ全体の話にも触れてみたいと思います。皆さんは、全国各地でアリーナ建設のラッシュが起きていることをご存知でしょうか? その背景にあるのは、2026年から始まる予定の「Bプレミア」です。

 Bプレミアは、現在のB1を置き換える形でプロバスケットボールの新たなトップカテゴリーに位置付けられる予定で、参入にはいくつかの条件が設定されています。そのうちのひとつが、“活動拠点に基準を満たしたアリーナがあること”なんです。シーホース三河も、2026年開業予定の「アイシンアリーナ(仮称)」を新拠点とし、Bプレミアへの参入を目指しています。

2026年開業予定の「アイシンアリーナ(仮称)」のイメージ図。安城市が考える「三河安城駅周辺のまちづくり」とも連携を深めて。プロジェクトを進めています。建設予定地は三河安城駅から徒歩3分の好立地

 もちろん、参入条件はアリーナだけじゃありません。そして、その達成は容易とは言えません。各チームが現在、Bプレミアへの参入準備を進めていますが、シーホース三河も“ガチ”で取り組んでいますので、ここからはその内容を紹介していきたいと思います!

シーホース三河が“ガチ”で進める「90000人プロジェクト」とは?

 Bプレミアには、アリーナに加えて「4000人以上の平均入場者数」と「12億円以上の年間売上」という参入条件が設定されています。

 この参入条件に併せてシーホース三河が実施しているのが「90000人プロジェクト」。簡潔にいえば「2023-24シーズンのホームゲームの総入場者数90000人達成を目指す」というものです。

Bプレミアの参入条件に併せて、シーホース三河では「90000人プロジェクト」を実施しています

 90000人という数字がどこから来ているのかというと、チーム三河にとって“2023-24シーズンに行われるホーム全30試合で、毎試合、ほぼ満席の状態なら達成できる”のが90000人なのです(これ、かなりヤバイ目標数値ですよね)。

 さらに経緯を話せば、現状のシーホース三河の規模では、Bプレミアの参入条件である「4000人以上の平均入場者数」を達成することは難しいのが実情。そこで経営努力などを加味した3次審査基準として設けられたのが、「3000人以上の平均入場者数」です。シーズン中、ずっと3000人以上の平均入場者数が続けば、90000人の総入場者数が実現できます。

 そんなわけで、シーホース三河は“90000人”を合言葉にして、以下のような“ガチ”の取り組みを行ってきました。

1.チケットの価格の改定:チケット価格は、むしろ値上げをしたり、試合ごとに異なる「フレックス価格」を導入したチームも多い中、思い切った判断です。ですが、会場へ足を運ぶハードルが確実に下がり、「この価格なら行ってみようかな」と、初めて観戦した方も多くいるのではないかと思っています。

2.アクセスを改善:実は、ウィングアリーナ刈谷へのアクセスは、シーホース三河にとって長年の課題でした。今シーズンは、最寄り駅のJR刈谷駅からウィングアリーナ刈谷を結ぶ無料シャトルバスの利便性を向上させたり、駐車場予約サービス「akippa」と連携して、自家用車でのアクセスをしやすくするといった施策を実施しました。シャトルバスの車内では、チームのPVや選手による試合の見どころの紹介映像を流しており、会場に向かう道中もワクワクするような仕掛けが意識されています!

3.アリーナコンテンツの改良:会場でのおもてなしには定評のあるシーホース三河。2018-19シーズンには「ホスピタリティNO1クラブ」賞を受賞しています。2023年からはワークショップを実施し、ファンと交流する機会を設けるなど、試合以外のコンテンツの拡充にも努めています。プロバスケの試合がメインなのは大前提ですが、それ以外のコンテンツが充実していることで、長年のファンの満足感はもちろん、ライト層の獲得も期待でき、やがてはファンたちの「また来たい!」という気持ちに繋がるのではないでしょうか。

間もなくチャンピオンシップ! 優勝有力候補のシーホース三河を応援しよう!

 ということで、皆さん、私の大好きなシーホース三河の魅力は伝わりましたでしょうか? この記事で興味を持っていただけた方は、ぜひ公式HPなどをチェックしてみてもらえたら嬉しいです。

 さて、それでは最後の結びですが、現在2023-24シーズンの終盤に差し掛かっているBリーグ。5月5日(日)まで行われるレギュラーシーズンが終わると、いよいよB1リーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(以下CS)です。

 CSはレギュラーシーズンの上位8チームで行われるトーナメント戦なので、出場するには、各地区で2位以内に入ることが必須(上位2位に入れなかった場合でも、勝率を競うワイルドカードで上位2チームに入れば、出場可能)。シーホース三河はいまのところ中地区2位なので、CSへの出場が濃厚なポジションに位置しています(4月10日時点)。

 この記事で紹介したように、シーホース三河は魅力に溢れる“ガチ”なチーム。“ガチ”で優勝を狙うシーホース三河を、ぜひ、皆さんも私と一緒に応援してくださいね!

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