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「FFXIV」「スカル アンド ボーンズ」「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」で計測

RTX 4070、4070 SUPER、4070 Ti SUPER搭載BTOPCで高負荷タイトルはどこまで遊べる?

2024年03月29日 15時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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GALLERIAのゲーミングBTOパソコンで、GeForce RTX 4070搭載の「GALLERIA XA7C-R47」、RTX 4070 SUPER搭載の「GALLERIA XA7C-R47S」、RTX 4070 Ti SUPERの搭載の「GALLERIA XA7C-R47TS」で、ゲームがどれくらい快適に動作するかチェックしました

 今、さまざまなゲームタイトルをより快適に遊びたいとなると、検討したいのがGeForce RTX 4070、RTX 4070 SUPER、RTX 4070 Ti SUPERあたりではないでしょうか。RTX 4060、RTX 4060 Tiといったビデオカードでも、フルHDであればほとんどのゲームが快適に動きます。ただ、最近ではWQHDや4Kディスプレーでも高リフレッシュレートのモデルが登場してきておて、より高解像度でゲームを楽しみたいとなると、前述の3モデルのほうが現実的に感じます。

 前回はこの3枚のビデオカードをそれぞれ搭載する、GALLERIAのゲーミングBTOパソコンを使って、「パルワールド」がどれくらい快適に動作するかをチェックしました。

「パルワールド」は重い? RTX 4070、4070 SUPER、4070 Ti SUPER搭載BTOPCで検証!

 お借りしたのは、ビデオカードのみ異なるスペックで、CPUはCore i7-14700F、32GBメモリーを搭載したモデル3機種。GeForce RTX 4070の「GALLERIA XA7C-R47」、RTX 4070 SUPERの「GALLERIA XA7C-R47S」、RTX 4070 Ti SUPERの「GALLERIA XA7C-R47TS」となります。

 今回も、いくつかのゲームタイトルを使って性能をチェックしていきたいと思います。ぜひ、ゲーミングパソコンの購入時の参考にしていただけると幸いです。

試用機の主なスペック
モデル名 GALLERIA XA7C-R47TS GALLERIA XA7C-R47S GALLERIA XA7C-R47
CPU Core i7-14700F(2.1GHz~5.3GHz)、20コア(Pコア:8、Eコア:12)/28スレッド
CPUクーラー (空冷式)静音パックまんぞくコース
グラフィックス GeForce RTX 4070 Ti SUPER GeForce RTX 4070 SUPER GeForce RTX 4070
メモリー 32GB(16GB×2)、DDR4-3200
ストレージ 1TB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ケース ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)Ver.2
電源 750W 電源 (80PLUS GOLD) 650W 電源 (80PLUS BRONZE)
チップセット インテル B760 チップセット
サイズ およそ幅220×奥行440×高さ480mm
同梱 Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass
OS Windows 11 Home(64bit)
価格(2月23日現在) 33万4980円 29万4980円 26万9980円

 まずは、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」をチェック。いずれのマシンでも、フルスクリーン、最高設定で、フルHD、WQHD、4Kに変更しながら計測しました。結果は以下のとおりです。

フルHD

WQHD

4K

 4K解像度では、RTX 4070のみ評価が「とても快適」で、RTX 4070 SUPERとRTX 4070 Ti SUPERが「非常に快適」という結果になりました。RTX 4070では設定を少し下げれば、RTX 4070 SUPERとRTX 4070 Ti SUPERでは最高設定でも快適にプレイできるでしょう。

 続いて、「スカル アンド ボーンズ」のゲーム内ベンチマークを計測しました。クオリティ設定をウルトラにし、FFXIVベンチ同様フルHD、WQHD、4Kで計測しました。

フルHD

WQHD

4K

 フルHDの結果は、いずれも平均が100fpsを超えているので、基本的には快適にプレイできるといっていいですが、最小フレームレートが60fpsを超えていたのはRTX 4070 Ti SUPERのみでした。RTX 4070とRTX 4070 SUPERで最小フレームレートを60fps以上にしたい場合は、グラフィック設定のプリセットを少しさげるといいと思います。

 WQHDの場合は、RTX 4070のみ平均フレームレートが100fpsを下回りました。また、最小フレームレートも50fpsを切っているので、RTX 4070でWQHD解像度でプレイする際は、プリセット設定は下げたほうがいいです。

 RTX 4070 SUPERとRTX 4070 Ti SUPERは変わらず平均フレームレートは100fpsを超えていますので、快適に遊ぶことができるでしょう。こちらも、最小フレームレートがどちらも60fpsを下回っているので、より快適に遊びたい場合は、プリセット設定を下げましょう。

 4Kの場合は、いずれも平均は100fpsを下回っており、最小フレームレートも50fps以下になってしまっています。RTX 4070の場合は40fpsも下回っているので、プリセット設定を結構下げたほうがいいと思えます。RTX 4070 SUPERとRTX 4070 Ti SUPERは、最小が40fps以上あるということを考えると、少し設定を下げればスムーズにプレイできるようになると思えます。

 スカル アンド ボーンズは、ソロで楽しむだけでなく、PvEやPvPコンテンツも用意されています。ソロプレイをメインに楽しむのであれば、グラフィック設定を高いままにして壮大な海原からの景色を堪能するという遊び方もアリだと思いますが、PvEコンテンツやPvPコンテンツではほかのプレイヤーと協力したり、戦ったりするので、フレームレート重視で設定を下げて挑むというのがいいかもしれません。

 「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークも、クオリティープリセットをウルトラに設定し、フルHD、WQHD、4Kで計測しました。

フルHD

WQHD

4K

 本作の場合は、フルHDであればRTX 4070でも最小FPSが60fpsを超えるため、プリセットクオリティがウルトラでも快適に遊べるといっていいです。WQHDの場合は、ウルトラだと最小FPSが60を超えるのがRTX 4070 Ti SUPERのみで、RTX 4070とRTX 4070 SUPERは50fps台となっています。

 RTX 4070でもそこそこ快適にプレイできるでしょうが、60fpsをどうしても下回りたくないというときは少し設定を下げるといいと思います。

 4Kでは、RTX 4070とRTX 4070 SUPERでは平均フレームレートも60fpsを下回ってしまいました。その点、RTX 4070 Ti SUPERでは最小フレームレートも60fpsを上回っていました。4Kでクオリティープリセットウルトラのまま快適にプレイできるのは、RTX 4070 Ti SUPERのみといえるでしょう。

 この3タイトルの計測での感想は以下になります。

・RTX 4070は、フルHDであれば超快適、WQHD、4Kはタイトルによって設定次第
・RTX 4070 SUPERは、フルHDとWQHDであればほとんどのタイトルが超快適、高負荷なタイトルだとWQHDと4Kは設定を下げて遊ぶ必要もある
・RTX 4070 Ti SUPERは、フルHD、WQHDであれば超快適、4K解像度はタイトル次第で設定を下げる必要はありそう

 自身が持っている、もしくは購入時に一緒に手に入れたいディスプレーと合わせて、BTOパソコンを選択するといいでしょう。加えて、どんなモデルが自分にぴったりかわからないという人は、お近くの店舗に行くか、サポートセンターに電話して相談してみるのもアリです。遊びたいタイトルと解像度、出したいフレームレートを伝えて、アドバイスをもらってみてはいかがでしょうか。

 次回は、FPS系のタイトルで検証していこうと思っています。

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