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Core i7-14700KF搭載「LEVEL-R779-LC147KF-TTX」をチェック

性能・コスパで考える、超快適ゲーミングに最適なRTX 4070 SUPERのBTOゲーミングPCがコチラ!

2024年04月04日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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ハイエンドCPUでRTX 4070 SUPERのパフォーマンスを十分に引き出す

 LEVEL-R779-LC147KF-TTXが搭載するCPUのCore i7-14700KFは、インテル第14世代Coreプロセッサーのハイエンドに位置する製品だ。性能重視のPコアが8基、効率重視のEコアが12基搭載された計20コア/28スレッドのハイブリッドアーキテクチャCPUで、最大ブースト時動作クロックは5.6GHzに到達する。

 モデル名に含まれる“K”はクロック倍率アンロックを意味し、自由にオーバークロック設定が可能なCPUだ。それだけでなく定格動作でも電力設定が大き目に設定されており、長時間高い性能を維持し続けられるのが特徴。

 その分発熱量も大きいので強力なCPUクーラーを必要とするが、LEVEL-R779-LC147KF-TTXは標準で360mm水冷CPUクーラーを搭載しているので冷却面の心配はないだろう。

 システムメモリーは16GB(DDR5-4800 8GB×2)を標準搭載。一般的なゲームプレイであれば必要十分なメモリー容量だ。ただし動画編集などのクリエイティブ作業や、ゲーム実況配信のようにゲーム+αのタスクをこなしたい場合は心許ない容量かもしれない。

 LEVEL-R779-LC147KF-TTXのマザーボードはメモリースロット4基タイプなので、あとからメモリー増設も可能だが、可能なら注文時のオプションカスタマイズで増設しておきたい。

 ゲーミング性能を決定付けるといってもいいGPUには、RTX 4070 SUPERを搭載。従来の「GeForce RTX 4070」の強化上位モデル的な位置付けとなるGPUで、「GeForce RTX 40シリーズ」の中ではアッパーミドルに位置付けられる。RTX 4070からの大きな強化点はCUDAコア数で、RTX 4070(5888基)→RTX 4070 SUPER(7168基)と2割近く増加している。

 一方でビデオメモリー容量(12GB)やメモリーバス幅(192bit)など足回り部分のスペックは据え置きとなっていることから、ターゲットとする画面解像度は以前と変わらないフルHD~WQHDゲーミングがターゲットで、より高いフレームレートやリッチな画質設定でゲームを楽しめるようになったGPUといえるだろう。

 今回、RTX 4070 SUPERと組み合わせているCore i7-14700KFは現時点で最上位クラスのゲーミング性能を持っている。ゲーミング性能の高いCPUは高フレームレートを叩き出すのに適しており、RTX 4070 SUPERの特性を十分引き出してくれると期待される。

CPU-Z(左)とGPU-Z(右)の実行結果

Core i7-14700KFのパワーが際立つベンチマーク結果

 ではここから、いくつかの定番ベンチマークを実施し、LEVEL-R779-LC147KF-TTXのパフォーマンスを見ていくことにしよう。

 はじめは、3DCGのレンダリングを通じてCPUのマルチスレッド/シングルスレッド性能を計測する、定番の「CINEBENCH R23」および「CINEBENCH 2024」からチェックしていこう。

CINEBENCH R23実行結果

CINEBENCH 2024実行結果

 比較対象データの多いCINEBENCH R23のスコアーを中心に見ていくと、マルチコアが30630pts、シングルコアが2206ptsとかなり高いスコアーが記録されている。このシングルスコアーの高さが、高フレームレートを狙う上でとても重要なポイントだろう。

 また、マルチコアの十分高いスコアーもKシリーズプロセッサーの特徴だ。LEVEL-R779-LC147KF-TTXはCPUの電力設定をCore i7-14700KFの定格通りMTP 253W/PBP 125Wと設定しているので、長時間フルロード時も常に高い性能をキープできる。一方、無印のCore i7-14700Fの場合、コア構成は同じ20コア/28スレッドでも定格動作がPBP 65Wのため長時間フルロード時にどうしても性能が抑えられてしまう。

 過去に計測した定格動作Core i7-14700Fは、CINEBENCH R23のマルチコアが約20300ptsだったので、今回のスコアーとは実に10000pts以上の差が付いた結果だ。定格動作でこれだけ高パフォーマンスを出せるのが、Kシリーズのハイエンドたる所以だろう。

 もちろんそれだけ消費電力が増えると発熱も増えるため、Kシリーズは冷却をしっかりしないと使いこなせないともされている。その点、LEVEL-R779-LC147KF-TTXのCPU温度はMTP動作時でも約73度、PBP移行後は約60度に抑えられており(室温約20度)、360mm水冷CPUクーラーの威力を改めて思い知った次第だ。

 続いて、実アプリケーションに近い負荷でパソコン全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2662)の実行結果がこちら。

PCMark 10実行結果

 総合スコアーは9721で、その内訳はアプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が11965。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が11591。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が17977を記録した。

 Essentials、Productivity、DCCの各項目がスコアー10000を大きく超えており、ゲーミング以外の用途も快適に作業できることが示されている。

 3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク「3DMark」(Ver.2.28.8217)の計測結果がこちら。

「3DMark」(Ver.2.28.8217)の計測結果

 DirectX 11のテスト「Fire Strike」では、フルHD(1920×1080ドット)のFire Strikeが43437、4K(3840×2160ドット)のFire Strike Ultraが12520というスコアーに。

 DirectX 12のテストを行なう「Time Spy」では、WQHD(2560×1440ドット)のTime Spyが19976、4KのTime Spy Extremeが10047。Direct X Raytracing(DXR)のテスト「Port Royal」のスコアーは12836。DirectX 12 Ultimateに特化した性能テスト「Speed Way」のスコアーは5118だった。

 フルHDテストのFire Strikeのスコアーが突出していると感じる計測結果となった。このFire Strikeのスコアーは上位GPUを搭載した「Core i7-14700F」&「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」マシンのスコアー(約43600)に肉薄しており、解像度が低いほどCPU性能が重要になるという事を如実に表した結果になっているようだ。

 続いて、ストレージの転送速度を「CrysrtalDiskMark 8.0.4」で計測。ストレージのモデル名を確認したところ、試用機にはSOLIDIGMの「P41 Plus 1TB」が搭載されていた。PCI Express Gen4接続で容量1TBのM.2 NVMe SSDだ。

「CrysrtalDiskMark 8.0.4」の結果

 結果はシーケンシャルリード4046MB/s、シーケンシャルライト2858MB/s。PCI Express Gen4接続としては少々物足りない性能だが、PCI Express Gen3接続のハイエンドM.2 NVMe SSD並みの性能を発揮しているので、ゲームのローディングなども素早く、快適に運用することができた。

 SSDの容量も1TBということで当面は容量不足に悩むこともないだろう。もし容量不足と感じるようになった場合でも、空いているM.2ソケットにSSDを増設すればOKだ。

 また、LEVEL-R779-LC147KF-TTXは注文時のカスタマイズオプションで内部ベイに搭載するHDDやSSDなどのストレージを細かく指定して注文することも可能なので、必要に応じて利用していきたい。

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