27X-360(JN-360IPS27FHDR-HSP)をレビュー

高リフレッシュレートはどっち?360Hzと144Hzのディスプレーで違いが分かるのか試す

文●ジサトラユージ 編集● ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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約5万円のJAPANNEXT製360Hzディスプレー
27X-360を使って試してみた

JAPANNEXTの27型360Hz駆動ディスプレー「27X-360」。もともと直販価格は5万9980円だったが、3月1日から4万9980円となっている

 今回、リフレッシュレート360Hzのディスプレーとして用意したのは、JAPANNEXTの27型フルHD(1920×1080ドット)モデル、「27X-360」(型番:JN-360IPS27FHDR-HSP)だ。

 本製品は、2024年2月まで直販価格5万9980円で販売されていたが、価格改定で1万円安くなり、4万9980円となった。なお、同じパネルでスタンドの調整機能がないバージョン(型番:JN-360IPS27FHDR)もあり、そちらも5万6980円→4万6980円となっている。

簡易スタンドのバージョンは4万6980円。高さや角度の調整が必要ない場合や、アームを使う場合はこちらを選ぶのもアリだ

 日本の家庭環境では、24型くらいのディスプレーが一般的だが、この製品はやや大きめ。海外などでは、本機のような27型のほうが人気が高いという。横幅は615mmで、高さは433~563mmで調節可能だ。

裏面にはゲーミングらしいLEDを搭載

 スタンドは素直な長方形で、奥行きは220mmとなる。高さに加えてチルト、スイーベル、ピボットの調整が可能。スタンドとしては十分な機能を持ち、環境に合わせて設置しやすい。100×100mmのVESAマウントも搭載しているので、ディスプレーアームを使うことも可能だ。VESAマウント用のスペーサーも同梱している。

高さは130mmの調整幅

チルトは手前に5度、奥側に20度

スイーベルは左右30度

ピボットで縦画面にもできる

VESAマウントはスタンドの取り付け部分と同じ位置

 パネルは視野角が広く色鮮やかなIPSを採用。 表示色は1677万色で、色域はsRGBで100%、DCI-P3で83%となっている。輝度も450cd/m2と高く、DisplayHDR 400もサポートしている。

 応答速度は、オーバードライブ時でGTG3ms、MPRT1msとなる。360Hzという非常に高いリフレッシュレートに合わせるなら、GTGで1ms以下ならよりコアゲーマーの心を掴めたかもしれないが、IPSパネルであることを考えれば十分高めといえる。

インターフェースはHDMIとDisplayPortがそれぞれ2系統

 インターフェースは、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×2、オーディオ出力など。入力ポートを多めに備えているため、PCの他に家庭用ゲーム機などを繋いで切り替えて使うというのもアリだ。

 スピーカーも搭載しているため、別途ゲーム機用のスピーカーを用意しなくてもディスプレーから音声を出力できる。2W×2なので過度に音質に期待するべきではないが、PC用以外のスピーカーがない環境で使いやすいのは嬉しい。

背面からスピーカーで音声を出力可能

 なお、HDMI 2.0ではリフレッシュレート240Hzまでしか使用できないため、360Hzで使いたいならDisplayPort 1.4に接続する必要がある。

OSD操作用ボタンは右手側

 OSD操作用のボタンは画面右側の下部に配置されている。OSDメニューには、明るさやコントラスト、ガンマや色相など、欲しいメニューは一通り揃っているという印象。AMD FreeSync、およびG-SYNC Compatibleにも対応している。目の負担を軽減する、ブルーライト低減機能もOSDから設定可能だ。

応答速度のオーバードライブなどもOSDで設定する

AMD FreeSyncなどの設定は「その他」の項目にある

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