「Backup Exec」などVeritasの残りの事業は新会社「DataCo」へ
CohesityがVeritasの「NetBackup」などデータ保護事業を買収
2024年02月14日 10時30分更新
米Cohesity(コヒシティ)は、2024年2月8日(米国時間)、米Veritas Technologies(ベリタス・テクノロジーズ)のデータ保護事業を買収することを発表した。買収は2024年末までに完了する予定で、統合後の企業価値は約70億ドル(約1兆550億円)としている。
Cohesityは、今回の統合でデータセキュリティとデータ管理における新たなリーダーを形成すると述べており、統合後のTAM(獲得可能な最大市場規模)は300億ドル以上の規模に及ぶという。
Cohesityが買収したのは、Veritasのエンタープライズ向けバックアップソリューション「NetBackup」や「NetBackupアプライアンス」、統合クラウドデータ管理プラットフォーム「Alta」などのデータ保護事業。
統合後の組織は、CohesityのCEO兼社長であるサンジェイ・プーネン(Sanjay Poonen)氏が引き続きCEO兼社長を務める。現在Veritas CEOのグレッグ・ヒューズ (Greg Hughes)氏は、取締役会メンバーおよびプーネン氏の戦略アドバイザーを務める。
なお、Veritasの「InfoScale」や「Data Compliance」「Backup Exec」といった残りの事業は、新たに設立される別会社「DataCo」に移管される。DataCoは、現在Veritasの戦略・製品のシニアバイスプレジデントであるLawrence Wong氏がCEOを務める。