JN-IPS24WUXGAR-C65W-HSPをレビュー

もはや稀少種だけど根強い人気の16:10ディスプレー、選ぶなら2万円台でUSB Type-C給電対応のコレ

文●宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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リフレッシュレートは最大75Hz、FreeSyncに対応

 リフレッシュレートは75Hzまで対応するものの、応答速度は最大で14msと、お世辞にも高速とは言い難い。しかし、ディスプレー同期技術である「AMD FreeSync」をサポートしており、スタッタリングやティアリングといった画面のチラつきやカクツキを抑えられる。

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リフレッシュレートは60Hzのほか、75Hzにも対応。応答速度などを見ても、あまりゲーミング用途を意識していないモデルだ

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AMD FreeSyncの設定は、OSDメニューのその他のサブメニューに用意。画面は同機能をONに切り替えたところ

 ちなみに、「GeForce RTX 4090」を搭載したPCに接続しても、551.15ドライバーとの組み合わせでは、「G-SYNC Compatible」としては動作しなかった。そのため、FreeSyncはRadeonシリーズのビデオカードと組み合わせた場合のみであるで考えてほしい。

 OSDメニューにはピクチャーモードと呼ばれるプリセットもある。「スタンダード」、「ゲーム」、「映画」、「テキスト」、「FPS」、「RTS」と、用途に合わせて各種設定を自動で調整してくれる。ちなみに、初期設定はスタンダードだ。

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ピクチャーモードの変更は輝度のサブメニューから。プリセットの項目はスタンダード、ゲーム、映画、テキスト、FPS、RTSの6つ

 また、OSDメニューでは輪郭を強調するシャープネスや、暗がりの視認性を向上させるブラックレベルも調整できる。プリセットで思うような効果が得られない場合は、手動で調整してみよう。

 そのほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリーや、眼精疲労の原因と言われているブルーライトの軽減機能も備えている。長時間の使用でも疲れにくくなるように配慮されている点はありがたい。

 OSDメニューの操作用ボタンは、液晶パネル右側の底面に搭載。OSDメニュー非表示時は左から順に「画面(OSD)メニューを開く」、「音量の設定を表示」、「明るさの設定を表示」、「ソース入力選択画面を開く」、「電源のオン/オフ」となっている。

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OSDメニュー操作用のボタン

 OSDメニュー表示時は左から「メニュー項目を選択、決定」、「メニューを下に移動、または選択項目の数値を下げる」、「メニューを上に移動、または選択項目の数値を上げる」、「メニューを戻る、または閉じる」、「電源のオン/オフ」となる。

 アクセスしやすく操作性は良好だったが、あえて苦言を呈するなら、「メニューを戻る、または閉じる」ボタンの直上には「E」というマーク。これを「Enter」の略と誤認するユーザーがいるかもしれないので、できればほかの記号にしてもいいかもしれない。

 消費電力は通常時15W、最大でも20Wとかなり抑えめだが、USB PDに対応するため、付属のACアダプターは96W(24V・0.4A)出力とパワフルだ。ほか、約1.5mのHDMIケーブルと1mほどのUSB Type-C to Type-Cケーブル、それに1.5m程度のUSB Type-B to Type-A変換ケーブルが付属する。ゆえに、別途ケーブルを用意することなくKVM機能を利用できる。

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ACアダプターのほか、KVMで使用するケーブルがすべて同梱している

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