ケーブルの被覆をむくのに使う道具は、作業用途によって変わるほか、人によっても結構違います。太めのケーブルを扱う電設なら電工ナイフ、細めのケーブルならニッパーやカッターで済ませてしまう、という人は多いでしょう。電子工作に使うような細いケーブルなら、爪でつまんで引きちぎる、という猛者もいます。
ただし、これらの方法はある程度慣れていないと、ケーブル内部を傷つけてしまう可能性があります。強めに力を入れてしまい内部のケーブルに傷が付く、ヨリ線が何本か切れてしまう、といった失敗はよくあります。
こういった失敗を防ぐには、ワイヤーストリッパーを使うというのが常套手段。径に合った丸穴を選ぶため、ケーブルの被覆にしか切り込みが入りません。つまり、ケーブル内部には傷がつかず、誰でもキレイに被覆がむけるわけです。
しかし裏を返せば、径が合っていなければ使えない、ということでもあります。使えなければ新たに対応するワイヤーストリッパーを購入しなくてはなりませんが……これが意外と高価。使用頻度が高ければ迷いませんが、数回しか使わないだろうとわかっている場合、なかなか購入に踏み切れません。
そこで気になるのが、ケーブル径に合わせ自動で間隔を調整してくれる、エンジニアのマルチワイヤーストリッパー「PAW-01」(実売価格2760円)。0.05〜8平方ミリ(AWG30〜8)までの幅広いケーブルに対応しているのが特徴です。
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