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ChatGPT、ユーザーとのチャット履歴から学習するパーソナライゼーション機能を追加へ

2024年01月10日 15時30分更新

文● 田口和裕

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 ChatGPTでオリジナルのチャットボットを作成できる「GPTs」機能に、チャットの内容を記憶し、よりユーザーの好みに忠実な回答をするようになるパーソナライゼーション機能が追加されるようだ。一部のChatGPT Proユーザーの環境でテストが実施されている。

ユーザーの情報や好みを覚えてくれる

GPTsのConfigure画面

 現在「GPTs」機能でGPTの挙動を指定するには、上図Cofigure画面のInstructions欄に指示を記入する必要がある。

 今回一部ユーザーに表示された「Your GPT can now learn from your chats」というメッセージによると、作成したオリジナルGPTは、利用しているうちにチャット内で学習したことを記憶し、より適切な応答を提供できるようになるうえ、チャットの内容からユーザーの情報や好みも学習するようになるという。

Setting画面にPersonalizationタブが表示されている

 この機能はSetting画面に新しく追加されたPersonalizationタブでオン/オフすることができる。デフォルトはオンのようだ。

 また、GPTが記憶していることを知りたい場合は「What do you know about me?(私のなにを知っていますか?)」。「Where did we leave off on my last project?(前回のプロジェクトの続きは?)」などと質問すればよい。

 さらに「Remember that I like concise responses.(私は簡潔な応答が好きです)」のように、明示的に挙動を指定することもできる。

 今週は作成したオリジナルGPTを公開できる「GPT Store」の公開も予告されており、いよいよ本格的に「GPTs」の普及が始まりそうだ。

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