このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第458回
「OPPO Reno10 Pro 5G」の特徴は急速充電だけにあらず! ハイエンドに近い性能と使用感が魅力
2024年01月02日 12時00分更新
◆28分で満充電! 充電速度はマジで速い!
Reno10 Pro 5Gは急速充電をセールスポイントに掲げています。OPPO独自の「SUPER VOOC」という技術を用いており、この機種では80Wでの充電に対応。残量2%から充電を始めた場合、約28分で充電が完了するとのこと。
同梱の充電アダプタを使って実際に充電してみると、驚くほどの速さで充電できました。きちんと計測したわけではありませんが、残量が30%以下になったときに充電して、20分も経たないうちに100%に達していました。朝の身支度の時間や、夜の入浴時間など、ちょっとした時間に充電するのがよさそうです。
バッテリーは4600mAh(公表値)で、本体が薄くて軽い(厚さが約7.9mmで、重さが約185g)わりには大容量。フツーに使っていて1日で電池が切れる心配は少なく、電池持ちはいいほうです。外出中に長時間ゲームをして、電池残量がピンチになったとしても、電源のあるカフェなどに飛び込めばOK! 大容量バッテリー&急速充電の恩恵で、電池切れの不安から解消されること請け合いです。
プロセッサーはSnapdragon 778G 5G。ミドルハイ向けのチップで、基本アプリの操作感はハイエンドモデルと比べて遜色なし。メモリーは8GBで、ストレージは256GB。ヘビーに使う人にも十分な仕様ですが、メモリーはストレージの空き容量を活用して、最大8GBの仮想メモリを拡張することもできます。
◆快適に使うための独自機能も充実
OPPOのスマホは、Androidがベースの「ColorOS」を搭載しています。基本的なユーザーインターフェースはAndroidと変わらないので、迷わず操作でき、より便利に使うためのショートカット機能が充実している印象。また、画面デザインのカスタマイズ性も高いので、長く使い続けたい人にも適しているでしょう。
特に、片手操作でアプリを起動しやすい「アイコンプルダウンジェスチャー」が便利で、「常時表示ディスプレー」や指紋認証のアニメーションなどもカスタマイズできます。これらは使う楽しさにつながるように感じました。
【まとめ】10万円以下でハイエンド並みの使い心地が得られる!?
Reno10 Pro 5Gはミドルクラスの端末ですが、見た目にも、使用感としても、ハイエンドと思って使っても違和感はなさそうです。おサイフケータイに対応し、IPX4・IP5Xの防水・防塵性能も備えています。
内蔵スピーカーがモノラルなのは残念ですが、普段、イヤホンで音楽を聴いたり、映画を観たりするのであれば、さほど気にする必要はないでしょう。ハイエンドモデルが軒並み10万円を超える中、8万6800円(OPPO公式オンラインストアでの価格)は魅力的。長く使い続けるのであれば、かなりお買い得な1台と言えるでしょう。
「OPPO Reno 10 Pro 5G」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 6.7型有機EL 144Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2412 |
サイズ | 約75×163×7.9mm |
重量 | 約185g |
CPU | Snapdragon 778G 5G(8コア) |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 256GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 13(ColorOS 13) |
対応バンド | 5G NR:n3/28/77/78 4G LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17 /18/19/26/28/38/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | 約5000万画素 +約3200万画素(光学2倍) +約800万画素(超広角) イン:約3200万画素 |
バッテリー容量 | 4600mAh(80W対応) |
Qi | × |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | △/△(IP54) |
生体認証 | ○(画面内指紋+顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2(nanoSIM+eSIM) |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | グロッシーパープル、シルバーグレー |
価格(SIMフリー版) | 8万6800円(OPPO公式ストア価格) |
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