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新潟県阿賀町でドローンを活用した新スマート物流SkyHub(R)の社会実装がスタート

PR TIMES

株式会社NEXT DELIVERY
~住民に向けた買物代行、フードデリバリーのサービスを順次開始。共同配送も視野に~

新潟県阿賀町(町長:神田一秋、以下 阿賀町)と、セイノーホールディングス株式会社(岐阜県大垣市、代表取締役社長:田口 義隆、以下 セイノーHD)、株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路 圭輔、以下エアロネクスト) 、株式会社NEXT DELIVERY (山梨県小菅村、代表取締役:田路 圭輔、以下NEXT DELIVERY)は、阿賀町において、新スマート物流SkyHub(R)*1のサービスを開始するにあたり、2023年11月19日(日)に開所式を実施いたしました。


2023年11月19日からスタートするサービスはSkyHub(R) Delivery(買物代行)・SkyHub(R) Eats(フードデリバリー)であり、年内を目途に医薬品の配送サービスも開始予定です。新スマート物流SkyHub(R)における配送の拠点であり一時倉庫の機能をもつドローンデポ(R)*2は、旧上川給食センター内に構え、今後各運送会社と連携した共同配送の開始も目指しています。

新スマート物流SkyHub(R)は、ドローン配送と陸上輸送を融合した新たな物流インフラを構築することで、地域課題の解決に貢献するもので、セイノーHDとエアロネクストが全国で推進しており、阿賀町は、山梨県小菅村、北海道上士幌町、福井県敦賀市、茨城県境町、千葉県勝浦市、和歌山県日高川町、石川県小松市、徳島県佐那河内村に続き、社会実装フェーズに入った自治体としては全国で9番目となります。

使用したドローンを前に写真向かって左より阿賀町副町長 明間 聡、阿賀町議会議長 齋藤秀雄、NEXT DELIVERY取締役 青木孝人、セイノーHD 執行役員 河合秀治
荷物を切離し置き配して戻る物流専用ドローンAirTruckを見守る住民 (旧日野川保育園)
ドローンで届いたお蕎麦の入った箱を受け取る住民 (旧日野川保育園)

サービスのための配送手段は軽バンとドローンで、ドローン配送においては、主にエアロネクストが株式会社ACSLと共同開発した物流専用ドローンAirTruck*3を活用します。
なお、本事業は、令和5年度デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装Type1)「ドローンを活用した新スマート物流実装事業」として採択されています。

すでにスタートしているものも含め、以下の2つのサービスを提供し、住民ニーズに応じて商品ラインナップを充実・深化させます。

サービス内容


1.地域の商店と連携した買物代行サービス(SkyHub(R) Delivery)
SkyHub(R)アプリで買物した地域の商店やスーパーなどの商品が、希望日時に個宅に届く買物代行・配達代行サービスです。
町内にあるスーパーマーケットの約300アイテムの食料品、日用品から商品を選び、希望時間を選択して注文できます。料金は配送料500円(税込)とサービス料(商品代金合計の10%)。当面は正午までの注文を当日中にお届けします。

2.フードデリバリーサービス(SkyHub(R) Eats)
提携飲食店のフードをドローン便あるいはおクルマ便にてお届けします。料金は配送料100円/個(税込)を想定しています。


ドローン配送について


ドローン配送にはエアロネクストが物流用途に特化してゼロから開発した可搬重量(ペイロード)最大5kg、最大飛行距離20kmの物流専用ドローンAirTruck*3を使用します。11月19日の報道関係者への公開では、フードデリバリーを想定し、お蕎麦をドローンで配送しました。流れは、商品が入った箱をドローンにセットしたのち、旧日野川保育園までの片道約3.5kmの距離を約8分で飛行し、住民の方にお届けしました。ドローン配送されたお蕎麦を受け取った阿賀町原区の長谷川区長は、「この地域は7割以上が高齢者である。大雪等の災害時には道路が寸断されることもある。このようなサービスがあれば安心して暮らせる。平時には買い物やお弁当が欲しい。ドローンですぐに荷物がもらえるというのがポイント。新しい時代になってきたと感じる。」とコメントしています。

今回ドローンで配送したおつゆと薬味付きの七福そば3セット
ドローン配送は、上川地域において20ルートの開通を目指しており、すでに11ルートの開通を行なっております。年度内にレベル3飛行でのドローン配送(無人地帯での補助者なし目視外飛行)の定期飛行を目指します。

今後も、各者が相互に連携、協力し、町の課題や住民のニーズに沿って、ドローンを含む次世代高度技術の活用による、持続可能な地域の物流の確保と新しい社会インフラの整備を推進することで、阿賀町における地域の活性化に寄与してまいります。