11月30日まで512GB SSDが無料!
長年の知見と最近のトレンドを踏襲、FRONTIER 30周年記念モデルはゲーム性能もデザイン性も高い
フルHDゲーミング向けとして十分余裕のあるミドルレンジ構成
FR30B760/Cが搭載するCore i7-13700Fは、インテル第13世代Coreプロセッサーの無印モデルの中でアッパーミドルレンジに位置するモデルだ。モデル名末尾の“F”は内蔵GPU非搭載を表し、FR30B760/Cのように別途ビデオカードが必須となっている。
Core i7-13700Fは性能重視のPコアを8基、効率重視のEコアを8基搭載した計16コア/24スレッドのハイブリッドアーキテクチャCPUで、最大ブースト時の動作クロックは5.2GHzに達する。現行CPUの中でも上位の性能を持ちGPUの性能を存分に引き出せることから、ゲーミングパソコンの定番的な存在にもなっている。
システムメモリーについて、今回お借りした試用機には64GB(DDR4-3200 16GB×4)もの大容量メモリーが搭載されていた。ゲーム配信や動画編集といったクリエイティブ用途も含めてあらゆるPC用途に十分対応できる大容量だ。なお基本構成は16GB(DDR4-3200 8GB×2)となっている。まだ十分やっていけるメモリー容量ではあるものの、クリエイティブ用途も想定しているのであれば若干不安が残らないこともないので、安心を買う意味で32GBにカスタマイズするのもオススメだ。
そしてGPUにはNVIDIA RTX 40シリーズのミドルレンジモデルRTX 4060 Ti 8GBを搭載。フルHD解像度での高画質設定をターゲットにしたGPUだ。RTX 40シリーズの新機能「DLSS 3」に対応するゲームタイトルであれば、大きなフレームレート向上も見込めるだろう。
ではさっそく、いくつかの定番ベンチマークを通してFR30B760/Cの基本性能を探っていこう。
最初は3DCGのレンダリング速度でCPUのマルチスレッド/シングルスレッド性能を計測する定番の「CINEBENCH R23」から。
結果はマルチコアが18410pts、シングルコアが1991pts。定格運用(MTP 219W、PBP 65W)のCore i7-13700Fとしては順当なスコアーが記録されている。ベンチマーク中のCPU温度も最大80℃まで上昇したあとは47度前後で推移しており(室温26度)、水冷CPUクーラーも十分仕事をしていることが伺えた。
また、最新の「CINEBENCH 2024」の結果も掲載しておこう。比較データがまだ十分手元にないので結果に対しては何ともいえないが、参考程度に確認していただきたい。
続いて、さまざまな用途での負荷をかけてPCのトータル性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2636)を計測した。
総合スコアーは8543で、その内訳はアプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が11319。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が11091。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が13479。
Essentials、Productivity、DCC、3つの項目すべてのスコアーが10000の大台を大きく超えているので、ゲーム以外の用途でも十分快適な動作が期待できる。
次に3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク「3DMark」(Ver.2.27.8177)の実行結果がこちら。
DirectX 11のテスト「Fire Strike」では、フルHD(1920×1080ドット)のFire Strikeが31402、4K(3840×2160ドット)のFire Strike Ultraが7491。DirectX 12のテスト「Time Spy」では、WQHD(2560×1440ドット)のTime Spyが13432、4KのTime Spy Extremeが6279となった。Direct X Raytracing(DXR)のテスト「Port Royal」は7961。DirectX 12 Ultimateに特化した性能テスト「Speed Way」は3211。
ベンチマーク中のフレームレートにも注目してみると、フルHDのFire Strikeは約130~170fpsとさすがの高フレームレートを記録。またWQHDのTime Spyでは約75~85fpsをマークしており、フルHDだけでなくWQHDもイケるであろう片鱗を見せてくれた。それ以外のテストでは60fpsを大幅に割り込んでおり、さすがに荷が重いという印象だ。
基礎ベンチマークの締め括りは、ストレージの転送速度を「CrystalDiskMark 8.0.4」で計測する。あらかじめ内蔵ストレージのモデル名を確認したところ、試用機には「Intel SSD 670p Seriese 1TB」が搭載されていた。容量1TBでPCI Express Gen3接続のM.2 NVMe SSDだ。
結果はシーケンシャルリード3393MB/s、シーケンシャルライト2790MB/s。PCI Express Gen3接続としては上位クラスの性能といっていいだろう。Windowsの起動やゲームプレイ時のロードなどで不満を感じることはなかった。
容量も1TBでゲーミングパソコンとしては必要十分。また加えて2023年11月30日の注文までは512GBのM.2 NVMe SSDが無料プレゼントされるキャンペーンも行なわれている。この場合、512GB SSDがシステムドライブとしてセットアップされ、1TB SSDはゲーム専用ドライブとして使える状態のようだ。ゲーミングパソコンとして理想的なドライブ構成といえるだろう。
1つ懸念点を挙げるならば、FR30B760/CはPCケース内部にストレージ搭載用の空きベイがなく、2基あるM.2スロットもすべて埋まった状態となるため、これ以上ストレージを増設できる余地がなくなってしまっているという点だ。それでも最終手段としてPCI ExpressスロットにM.2スロットを増設する拡張カードというテが残っているので、覚えておくといいだろう。
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