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リフレッシュレート165HzでFPSもしっかりプレイ可能

性能はハイエンドデスクトップ並み、i9とRTX 4090でゲームや写真・動画編集が快適な17.3型ノートPC

2023年10月25日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

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165Hz駆動ディスプレーとマルチカラーLEDキーボードを搭載

17.3型WQHD(2560×1440ドット)解像度のディスプレイを搭載する

 ディスプレーは、サイズが17.3インチ、解像度がWQHD(2560×1440ドット)というスペック。パネルはノングレアで映り込みが少ないため、照明下や日中の窓際などの明るい場所でも見やすい。また色再現性が高く視野角も広いと感じたので、正確に色の指定が決まっている以外の仕事や趣味での写真のレタッチや、動画編集といった作業でも使用することができた。

 リフレッシュレートは一般的なディスプレイ(60Hz)よりも倍以上高い165Hzを実現しており、ヌルヌルとした滑らかな映像でゲームを楽しむことが可能。またG-SYNCにも対応しているため、映像が画面の上下でずれたように表示されるティアリングや、カクついて見えるスタッタリングなどを抑えながら快適にプレイすることができる。

リフレッシュレートは最大165Hzで、残像感の少ない滑らかな映像表示が可能

 実際に試してみたが、残像感が少なくキャラクターの動きが把握しやすいため、バトルロイヤルゲームなどでは一般的なディスプレーでプレイしたときよりも敵の位置が予測しやすく照準も合わせやすかった。普段使いでも、マウスポインターの動きやページスクロールなどが滑らかで目が疲れにくく感じる。

 少しでもゲームを有利に進めたいプレーヤーや、画像・動画編集などで長時間画面を凝視するユーザーには魅力的な特徴といえるだろう。

 キーボードはフルサイズで、4列テンキーを標準搭載している。「る」、「め」、「ろ」や右Shiftキーなど、一部のキーピッチがほかのキーよりやや狭くなっているが、タイピング時に気になるほどではなかった。キーストロークも十分確保されており、打鍵音も控えめなので、文書作成時のように長時間文字入力する際も、気持ちよくタイピングすることができた。

4列テンキー付きのフルサイズキーボードを搭載する

 キーボードにはマルチカラーLEDが内蔵されており、プリインストールされているユーティリティー「LED Keyboard」を使えば好みの色に設定することができる。特定のキー、たとえば「W」「A」「S」「D」のみ違う色にしたり、ウェーブやブリーズ、点滅などのエフェクトをつけて光らせることもできるので、自分のゲームスタイルやその日の気分などに合わせてカスタマイズしてみると楽しそうだ。

キーボードにはマルチカラーLEDが内蔵されており、好みの色で光らせることができる

プリインストールされているユーティリティー「LED Keyboard」で、キーごとに色を変更したり、ウェーブや点滅などの光らせ方(エフェクト)を設定することができる

 本体サイズに余裕があるせいかタッチパッドも広めで、幅は約152mm、奥行きも約 91mmある。そのためマルチタッチジェスチャーは快適。マウスポインターがコントロールしやすいため、画像の切り抜きといった作業もしやすかった。これなら、普段はマウスやペンタブレットを使うような細かい操作も、ある程度はタッチパッドでまかなえそうだ。

ハイエンドなスペックにに充実した機能を搭載する「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」

 黒を基調とした洗練されたデザインのボディーに、高リフレッシュレートディスプレーやマルチカラーLEDキーボード、充実したインタフェースなどを搭載した「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」。

 ノートパソコンとしてはかなり高いスペックだけに、価格は44万9700円からと高額だが、ハイエンドデスクトップで可能な作業やゲームプレイを、ノート型でこなしたいという人には最適な1台となるだろう。

 今回は、その外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はベンチマーク結果などを交えながら気になるパフォーマンスを紹介していこう。

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