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新LOOXは万能2in1型タブレットです

「FMV LOOX WL1/G」を計ってみたら速度とディスプレー品質の高さに驚いた

2023年11月03日 11時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

提供: 富士通クライアントコンピューティング株式会社

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 「FMV LOOX WL1/Gicon」は、富士通クライアントコンピューティングの2 in 1デタッチャブルPCで、最大の売りはキーボード、キックスタンド、ペンを組み合わせることで、さまざまなスタイルで活用できることだ。直販サイト「富士通WEB MARTicon」でメモリーやSSD,5G通信などスペックを選んで購入できる。

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

 搭載するCore i7-1250Uは、10コア[2P+8E]、12スレッド、最大4.70GHz、9W動作のCPUで、低消費電力向けのUプロセッサーである。前回の記事では基本機能を紹介したが、今回はどのぐらいのパフォーマンスを備えているのか、定番ベンチマークや計測機器でチェックしてみよう。 (前回記事はこちら)

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

富士通クライアントコンピューティング「FMV LOOX」。直販価格は13万4300円~

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

今回の試用機はCore i7-1250U/RAM16GB/SSD512GBという構成だ

CINEBENCHは4000超え
ディスプレーはクリエイタークラスの高色域

 まず「FMV LOOX WL1/Gicon」のCPU性能だが、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は4138pts、CPU(Single Core)は1275ptsとなった。

 省エネのUプロセッサーとはいっても、10コア[2P+8E]、12スレッドのCPUだけに、マルチコア性能で4000ptsを上回っている。一般的なビジネスアプリであれば快適に利用できるだけのパフォーマンスを備えている。

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は4138pts、CPU(Single Core)は1275pts

 「FMV LOOX WL1/Gicon」の3Dグラフィックス性能は、「3DMark」のTime Spyは1088、Fire Strikeは2932、Wild Lifeは7617だった。

 また、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは4656(普通)となった。

 内蔵グラフィックスにIntel Iris Xe Graphicsを搭載するCPUだけに、ファイナルファンタジーXIVと同等の3Dゲームであれば、ストレスなくプレイできるわけだ。

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

「3DMark」のTime Spyは1088

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

Fire Strikeは2932

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

Wild Lifeは7617

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは4656(普通)

 「FMV LOOX WL1/Gicon」が内蔵しているストレージはPCIe Gen3 x4接続「SAMSUNG MZVLQ512HBLU-00B07」が搭載されており、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3116MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1683MB/sとなった。

 低消費電力性能を重視して、PCIe Gen3 x4接続SSDを採用したのだと思われる。

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

搭載されているSSDはPCIe Gen3 x4接続「SAMSUNG MZVLQ512HBLU-00B07」

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3116MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1683MB/s

 特筆しておきたいのが「FMV LOOX WL1/Gicon」のディスプレー品質の高さだ。カラーキャリブレーション機器で色域を実測したところ、sRGBカバー率は100%、AdobeRGBカバー率は95.8%、DCI-P3カバー率は100.0%という広色域を確認できた。

 適切にカラーキャリブレーションを実施すれば、写真現像、動画のカラーグレーディングに活用できるディスプレー品質を備えている。

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

実測したDCI-P3カバー率は100%、DCI-P3比は112.1%

高品質ディスプレーと省エネ&高速CPUで
最強の2in1型タブレットPCだ

 「FMV LOOX WL1/Gicon」はDCI-P3カバー率100.0%の高品質な13.3型フルHD有機ELディスプレーを採用した13.3型2 in 1デタッチャブルPCだ。

 FCCLのマイスターが監修したキーボード、「Wacom Linear Pen」を世界で初めて採用したペンはフィーリングも良好。

 さらに、ほかのパソコンとキーボード、マウス、ファイルを相互共有できる「クリエイティブコネクト」という独自機能まで搭載されている。

 内蔵グラフィックスにIntel Iris Xe Graphicsを搭載したインテル第12世代CPUが採用されており、特に上位のCore i7-1250U搭載機であれば3Dゲーム「ファイナルファンタジーXIV」も実用的な動作速度で楽しめる。

 ビジネス、クリエイティブ、そして動画やゲームなどのエンターテイメントまでカバーできる2 in 1タブレットPCを探しているのなら、FMV LOOXはもってこいの1台だ。「富士通WEB MARTicon」で、メモリーやSSD容量、5G通信機能にキーボードなどなど、どう組み合わせるか選んで欲しい。

「FMV LOOX WL1/G」実機レビュー

FMV LOOX WL1/Gの主なスペック
ディスプレー 13.3型ワイド(1920×1080ドット、ノングレア)
CPU 「Core i7-1250U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大4.70GHz、9W)/「Core i5-1230U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大4.40GHz、9W)
グラフィックス Intel Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵)
メモリー 8GB/16GB(LPDDR4X-4267)
ストレージ 約128GB/256GB/512GB/1TB(PCIe)
インターフェース Thunderbolt4 USB4(Gen3)Type-C(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応)、USB3.2(Gen2)Type-C(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応、クリエイティブコネクト対応)
通信規格 Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax(2.4Gbps)対応)、Bluetooth 5.1準拠
内蔵カメラ フロント:約207万画素 Windows Hello対応、リア:約1258万画素(オートフォーカス対応)
サイズ/重量 307×190×7.2mm、/本体のみ:約599g、スタンド装着時:約742g
バッテリー駆動時間 約12.0時間 (充電約2.3時間)
OS Windows 11 Home/Windows 11 Pro

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