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Premium-Line Z790FD/D5をレビュー

Core i7-14700KFを搭載したプレミアムPC、20コア/28スレッドのパワーを見よ!

2023年10月17日 22時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: サイコム

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4Kゲーミングも視野に入れていい性能

 実際のゲームに近いベンチマークとして、軽めなMMORPGの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)と、重たいアクションRPGの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF15ベンチマーク)の結果も見ていこう。どちらも画質はプリセットの最高、解像度は4Kとしている。

Core i7-14700KFを搭載したプレミアムPC、20コア/28スレッドのパワーを見よ!

FF14ベンチマークの結果

 FF14ベンチマークのスコアーは16405と高い。レポート出力機能でフレームレートをチェックしてみると、平均は約110fpsで最低は80fpsと、評価の「非常に快適」も納得の結果だ。ゲーミングPCとして、かなり高性能なモデルであることは間違いない。

Core i7-14700KFを搭載したプレミアムPC、20コア/28スレッドのパワーを見よ!

FF15ベンチマークの結果

 FF15ベンチマークも9074スコアーと優秀で、評価は「とても快適」と出た。重量級タイトルでも、高画質&高解像度でサクサク遊べるポテンシャルを秘めていると言っていいだろう。

 この性能なら、FPSなどのほかのゲームタイトルでも4Kゲーミングが狙えるレベルかもしれない。さすがにレイトレーシングをガンガン使う最重量級ゲームの最高画質になると厳しくなるが、DLSS対応タイトルならWQHDで快適に遊べるはずだ。

まとめ:静音性を犠牲にすることなく最新CPUをうまく乗りこなすPC

 レビューをしてみると、Core i7-14700KFはインテルCoreプロセッサー(第14世代)の中でも、とりわけ前世代から進化しているCPUだということがわかった。それは内蔵GPU機能を備える兄弟モデルのCore i7-14700Kも同様だろう。Premium-Line Z790FD/D5はそれらのCPUを選べるようになり、さらにその完成度を高めた印象だ。

 また、静音性に配慮したPCパーツ選びも本機の大きな魅力の1つ。CPUの物理コアが増えれば当然、動作音と性能のバランスが難しくなる。しかし、その静音性をキープしながら、Core i7-14700KFを前世代のCore i7-13700Kを余裕で超える性能で運用できていた点は素直に感心する。

 2年間と長い保証期間、無償オーバーホール、将来のアップグレード相談といった長く使うためのサービス体制も忘れてはいけない。PCは高価な買い物となるだけに、なるべくいいものを選び、長く使いたいもの。後悔したくない人にこそ、強くオススメしたい1台だ。

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