コンパクトボディーにハイエンドの性能を詰め込むことに力を入れている、最新のASUS「Zenfone」シリーズ。その最新モデル「Zenfone 10」は、前機種「Zenfone 9」を踏襲した小型のボディーと、6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーによる強力な手ブレ補正機能を備えたカメラを踏襲しながらも、新たに「アダプティブEIS」を搭載し、一層手ブレに強いカメラ性能を実現するなどのブラッシュアップがなされている。実機からその実力を確認してみよう。
◆コンパクトで独自性の強いボディーデザインは健在
まずは外観を確認すると、ディスプレーサイズは5.9型でサイズは約68.1×146.5×9.4mm、重量は約172g。Zenfone 9(約68.1×146.5×9.1mm、重量約169g)と比べるとほんの少し厚さと重量が増えているが、大きな違いは感じさせずに従来同様のボディーサイズを実現している。
横幅も70mmより小さいことから、片手での持ちやすさや操作のしやすさはしっかり維持。それでいてディスプレーには有機ELを採用しており、6型を切るが「狭い」と感じるほどでもないので十分見やすく、片手での日常利用にこだわるならメリットは大きいだろう。
またZenfone 10はZenfone 9と同様に、電源キーをダブルタップしたり、スワイプしたりした時に特定の機能やアプリを呼び出す「スマートキー」や、画面右側面からスワイプしてフローティングウィンドウを呼び出し、アプリなどを起動しやすくする「エッジツール」などの機能を継続搭載。これらをうまく活用すれば片手操作の利便性をより高められる。
背面デザインに目を移すと、こちらもZenfone 9を踏襲しており、ポリカーボネートなどを使っているが布のようなさらさらした触感を実現。カメラ部分もやはりZenfone 9と同様、本体サイズの割に大きな面積を割くなどして主張を強めている。
加えて本体カラーに関しては、グリーン系統の「オーロラグリーン」を新たに追加し、5色のカラー展開となっている。他社のハイエンドモデルでもこれだけ多くのカラーを一度に展開することは少なくなっているだけに、非常に特徴的な要素といえる。
側面のインターフェースを確認すると、右側面に音量キーと、指紋センサーを搭載した電源キーが備わっており、底面にはUSB Type-C端子を搭載。上部に3.5mmのイヤホン端子が備わっているのもZenfoneらしいポイントといえる。
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