PC黎明期の秀作ハウスアドベンチャーゲーム

PC-6001版『ワンダーハウス』が「プロジェクトEGG」で無料配信開始!

2023年09月05日 14時25分更新

文● ASCII

PC-6001版『ワンダーハウス』が「プロジェクトEGG」で無料配信開始!

 D4エンタープライズは9月5日、同社が運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、1983年にリリースされた『ワンダーハウス(PC-6001版)』の無料配信を開始した。本作を無料で遊ぶには、プロジェクトEGG月額サービス登録(550円)が必要。

黎明期の秀作ハウスアドベンチャーゲーム
夜な夜な魔女が出ると噂の屋敷を探索して、隠されたダイヤを見つけよう!

 ある日、あなたのもとに一通の手紙が届きました。

 

 「やあ元気かい? 私は今、イギリスにいる。今いる街に、古い屋敷がある。その屋敷はたいへんふしぎなつくりをしていて、さらに夜な夜な魔女がでるといううわささえある。私がそこを訪れて、実はもう300年がたった。その屋敷にあるというダイヤをさがしていて、私は魔女に殺された……」。

 

 そしてその手紙を読みおえた時、あなたはすでにその屋敷の前にいたのです!

 本作は1983年にリリースされたテキスト入力方式のアドベンチャーゲーム。プレイヤーは古い屋敷を舞台にさまざまな試練を突破して、どこかに隠されたダイヤを探すことになる。

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 ゲームは英語入力を採用。“search”“take”“drop”などのコマンドに名詞を組みあわせることで進行。“look”で景色を表示できる。なお、当時のアドベンチャーゲームではストーリーの進行に関係のある行動しかできないものが多かったことから、コマンド総当りなどで攻略できた。

PC-6001版『ワンダーハウス』が「プロジェクトEGG」で無料配信開始!

 しかし、本作ではゲームの進行に関係がない行動もできるので、そうした強引な攻略はできなくなっている。そういう意味では、ゲームとプレイヤーの高度な知恵比べが楽しめるアドベンチャーゲームと言えるだろう。

PC-6001版『ワンダーハウス』が「プロジェクトEGG」で無料配信開始!

 なお、本作は複数の機種でリリースされており、機種ごとに僅かな違いがあるが、このPC-6001版が最も高難度を誇っている。腕に自信のあるプレイヤーは、ぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。

PC-6001版『ワンダーハウス』が「プロジェクトEGG」で無料配信開始!

※制作者のSmile-Yamamoto氏は、さあにん@山本直人として活動しておられる、元「ファミリーコンピュータMagazine」2代目編集長になります。また、今回の配信では「ザ・病院」の音楽制作を行なったばーみやん氏のご厚意により「ワンダーハウス(FM-7版)」復刻BGMを特別に収録しておりますので、ぜひお楽しみください。

紹介動画

特典

 特典として、特製マニュアルをPDFで収録している。

PC-6001版『ワンダーハウス』が「プロジェクトEGG」で無料配信開始!

【ゲーム情報】

タイトル:ワンダーハウス(PC-6001版)
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:TFK・タスクフォーツ高知(販売)
プラットフォーム:PC
配信日:配信中(2023年9月5日)
価格:無料
※プロジェクトEGG月額サービス登録(550円)が必要です。

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